カテゴリ:パリのアパルトマン管理・・・
実は先週前半は、かなりストレスフルな日々でした。 発端はその前の日曜日。 かかってきた電話に出ると、受話器の向こうには下の階に住んでいるおばあさん、マダムA。 「うちのバスルームに水漏れが・・」 と言われ急いで見に行くと、落ちています、落ちています、たくさんの水滴が。 場所からして、どうも我が家のバスタブの真下から落ちている感じでした。 不運な事に上記の通りその日は日曜だったので、こういう時に来てもらっているムッシュMも お休みの日。 でもしずくがマダムAのバスタブ内に落ちていた事もあって、ありがたい事にマダムは 「1晩なら待てるわ」 と言ってくれました。 (電話帳を頼りに「いますぐ駆けつけます!」と宣伝している様な業者に来てもらうと 何万円も請求される事があるので、私達はそれを出来るだけ避けています。 ちなみに普通はこういう時まず大家さんに連絡を取るものなのではないかとも思いますが、 マダムAはご自分の所有するマンションに、私達夫婦は義弟所有のマンションに住んでいる為、 「大家」としてのイニシアティブをうちの主人がまとめて取った事を先に書いておきます。) しんどかったのはその翌日から。 主人がムッシュMの奥さんに電話をしたところとても忙しい時期だったらしく、もらえたのは 「今日は伺えないので明日を待ってください」 の返事。 でも火曜になったらなったで、またもや 「明日を待ってください」 と言われてしまいました。 下の階のおばあさんは 「腕が良くて信頼できる職人さんにお願いしたいもんねぇ」 と言って私達の気持ちを尊重してくれ、 「誰でもいいから早く業者を呼んで!」 とは1度も言い出さなかったのですが、その間にも水漏れがどんどんひどくなってきて 水滴がバスタブの外側にも落ちる様になってきた事もあり、精神的にだんだん追い詰められて きているのが分かりました。 その間ずっと家に居てくれた主人は何度も下の階の様子を見に行ったり、 ムッシュMの奥さんに電話をしたりしています。 かと思えば 「もしかしたら共有部分に問題があるのかも?」 と考えてマンションの管理組合にも留守電をたくさん残し、その後は 「保険の申請もしなくっちゃ。ついでに相談もしよう」 と言って保険会社にも電話をしたり、またその合間には義弟にも電話報告をしたりで、 まさにてんやわんや。 こういう事があると何とか解決しようとして全力を注ぐのが主人のいいところなのだけど、 私にその過程の全てを報告して、理解を求めてくるので少し疲れます。 (私は外国人なので水道の内側の話になると専門用語が分からない時もあって、 ついついそれを理由に逃げようとしてしまうのだけど、主人はそれを許してくれないのです。) ま、私も何か問題があると主人に全てを話すのでこんな事言っちゃいけないのだけど・・・ でも困った事に、私は相手の話を聞き流すのが下手な人間。 こういう非常事態時には主人の言っている事を特にしっかり聞いて、きっちり応えようと たぶん必要以上に頑張ってしまうのです。 (こういった事に対する主人の知識が私とそんなに変らず、とても頼りないのでより一層にね・・。) 今回の主人はなかなか職人さんに来てもらえず、ただただ色々な人から 情報を仕入れてくるだけだったので話が膨らむ一方で混乱も生じ、聞いているのが だんだんとストレスになってきました。 気分転換にブログを書こうと思ってもたった1つの記事を書く間に、主人の「聞いて、聞いて」な お話が入ってきて5回も中断しなくてはならなかったし・・・。 (我儘と言えば我儘なのかもしれないけれど)ブログ更新に限らず、何をしようとしても 主人からの報告で中断が余儀なくされる状態が何時間も続き、かなり疲れました・・・。 色々テストをした結果どうも下の階への水漏れと、我が家での水の使用は 関係のない事が分かったので、お水をいつも通りに使えていたのが 不幸中の幸いではあったのだけど・・・信じられない事に月曜の夜には、 同じマンションの最上階にある主人所有のワンルームマンションの賃貸人から電話があり 「私がいつも使っているシャワーから水漏れしている様なのです」 という事だったので、あまりにも恐ろしい偶然の一致にぼうぜんとしました・・・。 面倒だろうけれど彼女にはしばらく毎晩我が家のお風呂に入りに来てもらう事にして、 私達はより強くムッシュMの到着を待ち望む事となったのでした・・・。 はぁ・・・愚痴(?)を書き終わったので次は、今回の水漏れによって教わった事を 書いておこうと思います。 (1番上の写真は今回の騒ぎの主役、我が家の浴槽です。) ランキングに参加しています。 投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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