カテゴリ:パリで結婚・区役所と衣装周り
(1つ前の日記の続きです。)
さて、ラファイエットの脇にある小道に行ってみたものの収穫の得られなかった私は翌日、 Etienne Marcel駅そばのドレスショップに行ってみようと思い立ちました。 どうしてそのお店に白羽の矢を立てたのかあまり思い出せませんが・・・ たぶん、結婚情報誌に出ていた高級すぎない感じの広告(判断基準はそれかい!)と、 その日行ったオペラ地区(日本食料品店が沢山あるところ)から たまたま近かったからだと思います。 いざ着いてみると、それはこじんまりしているものの清潔で可愛らしいお店でした。 が、残念ながら入り口に 「夏季休暇中。8月○日よりまた開店します」 という張り紙があります・・・「8月○日」って明日じゃん!!ツイてない!! 少々がっくりしたものの、お店の感じもショーウィンドーのドレスも気に入ったので 明日また来ようかななんて思いながら、メトロに向かって歩き始めました。 ・・・が、その途中で私は足を止めました。 さきほど駅からドレスショップに向かう途中、お洒落なお店が 「閉店セール実施中」 という張り紙をしているのをチェックしていたからです。 ショーウィンドーに白っぽい洋服が飾られているのを見て 「もしかしたら、掘り出しものがあるかも?」 とワクワクしながらお店に入りました。 (久しぶりに前を通ってみたらやっぱり違うお店になってしまっていましたが、 外装は変ってない気がします。) このお店、なかなかいい品揃え! どうやらセレクトショップみたいです。 思ったよりも広い店内の商品を隅から隅へと見ていると、私よりずいぶん年上だけど 可愛らしい雰囲気の店員さんが声をかけてくれました。 私が事情を話すと、スリップドレス・白いシースルーの長袖ワンピース・ 白いジャケットの3点セットを見せてくれます。 ・・・・!!! これ・・いいかもしれない・・・。 着てみると、自分でもなかなか似合っている感じがします。 「ドレスを買うぞ!」と決心した私なのに、 今になって突然お洋服との出会いがあって嬉しいような、困った様な気持ちです。 頭の中で、1人押し問答が始まりました。 「ドレスが見つからなかった場合を考えて、これを買っておいた方がいいかもしれない」 「・・あれ?そんな弱気な事言っちゃだめよ!ドレスが欲しいんでしょ!」 この2つの意見が頭の中をぐるぐると回ったものの、結局 「もしかしたら『お色直し』で着れるかもしれないし、日本でのお祝いで着れるかもしれないし (当時、日本でのお祝いについては白紙の状態でした)」 という、極めて理性的(?)な考えが思い浮かび、他の2つを圧しました。 やっぱり、買っておいた方がいいのかも! しかし、さすが素敵なお店! 閉店セール価格とはいえ、3点を買うと結構なお値段です。 この3点のなかのどれかが「最後の1着」という事だったので今ここで入手してしまった方が 安心なのだけど、自分だけの判断で買うのも少し怖い気がしてなんとなく踏み切れない私に 店員さんが 「もしよければ、明日まで取っておいてあげますよ」 と提案してくれました 私は 「よし!明日はディノを連れて来よう!」 と決心し店員さんに心からのお礼を言うと、どうしても欲しくてたまらなくなってしまっていた 秋物のスカートだけを購入して(それどころじゃなかったのに~)、家路に着いたのでした。 ウェディングドレスを買おうと決意して、ドレスショップに向かっていたはずなのに・・・ いやー、運命って分からないものです。 ランキングに参加しています。 投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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