カテゴリ:パリで結婚・区役所と衣装周り
(2つ前の日記の続きです。) さて8月25日の朝、私は予約を入れていた「Les Mariee de Talia(レ・マリエ・ド・タリア」 というドレスショップに向かいました。 (この広告のお店です。) 身支度の遅いディノは予定時間に間に合いそうになかったので、この日も「現地集合」でした。 (もう一緒に住んでいたというのにね・・・。) お店に着くと出迎えてくれたのは、30歳ぐらいのお腹の大きな女性でした。 どうも前日にお店に居た男性の奥さんみたいな感じがします。 「赤ちゃんを身ごもっているのね。なんだか縁起いいなぁ」 なんて思いつつも、勧められるままに(実は前日にディノと一緒にパラパラめくっていた) カタログに目を通し始めます。 私はどうしても袖付きのものがいいのにやはりノースリーブ・・・いえ、肩ひもすら無いものが 主流です。 たまに 「あ、袖の付いているドレス見つけた」 と思っても、裾が広がりすぎていたりしてなかなか希望に合うものが見つかりません。 (たとえば、こんなの。TOMY MARIAGEというメーカーのものです。) 私は思うに・・・こういうのはたぶん、教会式で着るためのドレスなのでしょう。 (教会では肌を出しすぎない方がいいらしいので、袖付きなのでは?) 教会で着たらさぞ素敵でしょうが、区役所でしか挙式しない私には無理なドレスです・・・。 「袖付きで、かつ裾が広がりすぎていないドレス」を何とか2点だけ見つけ、 試着したいとお願いしました。 さっきの女性がドレスを出してくる間にディノが到着し、3人で試着室へ向かいます。 私は試着室に入ると、言われていたままにパニエ(ドレスの下に履く、スカート型のもの。 たぶんボリュームを出すのに使うのだと思う)を履き、店員さんを呼びました。 すぐにやってきた彼女の指示に従ってなんとかドレスを着込み、後ろのホックを締めてもらいます。 ・・・私、どんななんだろう? 緊張しながらカーテンを開けました。 ・・・なんだか・・似合っているんじゃない?! ほっとした私に、ディノがすかさず本気でまぬけな事を言いました。 「ぼく、この人と結婚したい!!」 私はそんな彼を微笑ましく思いつつも 「何をいまさら!(そうじゃなきゃ困るのに)」 と、苦笑してしまいました。 このドレスが気に入った私は、少し移動してみる事にしました。 ゼクシィに書いてあった通り「ドレスのすそを蹴り上げる様に」歩いたところ、 勢いが凄すぎたらしく店員さんとディノはかなりひいていましたが・・・(失敗失敗)。 このドレス、いい!! でも、「これにしようかな」と思いつつも、 その時の私にはどうしてもそう踏み切れない理由が2つありました。 1つ目はただ単に、 これが今までに唯一着たドレスだから「本当にこれでいいのか」が心配だったからです。 そして2つ目の理由は、 「もしできる事なら布にもう1ランクぐらい上の高級感が欲しいし、 できるだけ避けたいと思っていたスパンコールが付いているのが残念」 という考えです。 ちなみに気になるお値段を聞いてみると、700ユーロ弱(10万円前後)でした。 安い!・・・こりゃ布の質感がイマイチになるはずだわ・・・。 そこで、カタログで見つけておいたもう1つのドレスを着てみる事にしました。 こちらは袖があるものの、肩があらわになるタイプ。 さっきのドレスよりも少しお高い布の材質が良く、期待が持てます。 試着室で着替え、カーテンを開き、「さぁ、どうだ!!」とばかりに鏡の前に立つと・・・ あら残念、どうにもこうにも似合っていません。 私の極度のなで肩の下方に水平なラインの胸当てが付いていると ドレスと顔&首が全然馴染んでくれなくて、 まるでドレスの写真に私の顔を合成で貼り付けたみたいな感じです。 あまりにも首から上の部分がドレスから浮いているので、我ながら こんなおもちゃになってしまったみたいにも思えました。 (これなんだか分かりますか? 女の子がお化粧やヘアメイクをして遊ぶための人形で、胸から下がないのです。) たぶんこの瞬間にこのおもちゃの事を考えたのはさすがに私だけだと思うけど、 私の姿を見たディノの表情も店員さんの沈黙も「う~ん・・・」とうなっている感じがします。 満場一致で即、 「さっきのドレスの方が似合っていたよね」 という結論になり、この素敵な質感のドレスは諦める事に。 もう1度、最初のドレスを着てみる事にしました。 (続きます。) ランキングに参加しています。 投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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