カテゴリ:パリで結婚・区役所と衣装周り
1つ前の回想の続きです。今回も当時の日記より抜粋します。
鏡の中を見て、やっぱりさっきの赤いドレスを着ておいてよかったなと思った。 比較対象ができたのは、とってもいい事。 途中でカップルのお客さんが来たけれど(ここも「予約なしで試着できる」お店なので) 2人ともカタログに夢中になっていたので、私は鏡の前で思う存分自分を観察し、 なぜこの『ノルヴェージュ』は私の体を さきほどの赤いドレスほどはすっきりと見せてくれないのか考えた。 (これが「買わない限り撮影禁止」と言われたのにI子さんがこっそり撮ってくれた私の写真。 店内の寒々しさが今いち伝わりきらないのが残念(?)だけど・・・ 後方の古臭い看板がなんとも言えず・・。) 自分の姿をしげしげしげしげ眺めた結果、 このドレスだとスタイルがイマイチに見える理由がなんとなく分かった気がした。 まずはやはりローウェストである事。 それから、今来ているドレスが私に合っていなくて胸元がブカブカである事。 こちらの結婚雑誌は日本のそれと違って「体型別」特集を一切しないので これまで漠然としか考えていなかったけど、 永遠の幼児体型の私には「体にフィットしたローウェスト」は似合わないのではないだろうか? ・・・だって・・・お腹の周りがいつも丸いんだもん・・・。 (逆に「下半身には贅肉がついていても上半身&顔まわりはいつもスッキリ」という人には うってつけのドレスだと思うけど。) ローウェストのドレスが体にフィットしている場合、 ウェスト部分が細ければ細いほど、くぼんでいればくぼんでいるほど、 スタイルがよく見えるのは当然の事。 (この写真でモデルさんがお腹を傾けている理由がようやく分かりました。 プロにすらそんな小細工を要求するドレスなの??) 私だって、固い素材のドレスが締め付けてくれている以上いちおうウェストは存在しているし 別に見苦しい訳ではないのだけど・・・でもやっぱりさっきの赤いドレスを着た時よりは 明らかに体型がかっこ悪く見える・・・せっかくのドレスなのにちょっと憂鬱だな・・。 なんだか急にこれが私には不利なドレスのような気がして、 こういった型は諦めるべきなのかと一瞬思ってしまった。 でもそんな時、一昨日から数え切れないほど何度も『オレリー』を頭に思い浮かべ、 昨日『ノルヴェージュ』の写真を見つけてからはそれを何十回も見てしまった以上、 もう他のデザインには変えたくないと思っている自分に気づいた。 私はこのクラシックな、少し古臭くもあるドレスが気に入ってしまっている。 第一、私の体型の1番の長所を探すとしたら・・・たぶん膝から下の部分だと思うんだけど (毎日それこそ足が「棒」になるまで歩いているので引き締まってきた感じもするし)、 私にとっての「ウェディングドレス」のイメージはロングスカートなのだから、 その部分を「活かす」事はできない。 自分の体型と好みを完全に合わせるのが不可能な以上、どこかで折り合いをつけないといけないのだ。 私は決めた。 やっぱり『オレリー』か『ノルヴェージュ』を買おう! そしてドレス用の矯正下着も買おう、ウェスト周りを細くするダイエットなどの努力もしてみよう! この時までは 「ドレスには、この間『ふだん履き』様に買った白のペタンコ靴を合わせればいいや」 なんて思っていたのに、急に 「やっぱりヒールの高い靴を買って、足長&小顔効果を狙おう」 なんて決心したのだから、本当に現金なものだけど・・・ どうしてこうも、後から後から欲が出てくるのだろう? これは「ウェディング・マジック」か?(そんな言葉、どこにもないけどね・・私の造語です。) 《おそらくパリで1番優柔不断な私が購入するまで、あと少しだけ続きます。》 ランキングに参加しています。 投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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