テーマ:ひとり言・・?(17601)
カテゴリ:主人の肖像
半年以上前に「書こう」と思っていた事があって、その為の前フリとして ディノがいかにアナログであるかを書いていたのですが(ここです)、 その後に肝心な、当時の「事件」を書くのをすっかり忘れていました。 なので、今度こそ書きます・・・。 それは土曜の夜のこと。 疲れが溜まって体調不良を感じた私は、いつになく早寝をしました。 すると、夜の10時半ぐらいでしょうか? (寝ぼけていたのでよく覚えていませんが。) 居間でディノが大声でしゃべっているのが聞こえてきました。 寝室を出て歩いていくと・・・??? 今、私の名前を言ったんじゃない? 電話の相手は友人I子さん。 私が代わると彼女は、今夜になって家のお湯のタンクから湯気やお水が漏れ出してきた事、 イエローページを頼りに修理屋さんに電話をしたものの、その人が来るのを待っているうちに どんどん心細くなってきてしまった事を話してくれました。 聞くうちに私もだんだん心配に・・・というのも20代に入って間もない彼女、一人暮らしなんです。 しかもマンションがたくさん立ち並ぶ敷地内の極小な建物に・・・。 うぎゃ~!!20代前半の、その中でも更に前半の、可愛いI子さんがぁ~~っ!! いや・・・まさか・・・だよね。 うん、大丈夫だよ。まさか犯罪になんて巻き込まれないよ。 ・・でも・・・大丈夫とは思うけど・・夜中に知らない人を家に入れて大丈夫なのかしら・・ ・・・いや、絶対大丈夫とは思うけど・・。 考えていると、だんだん不安になってきます。 どうやらディノも同じ事を考えている様子。 私達の心配を話すと、彼女はパニックになってしまいました。 I子さん宅は我が家から片道30分かからないので行こうかとも考えたものの、 ふらつく頭にパジャマ姿の私についつい浮かんできたのは、あの考えです。 ディノ、私の代わりに行ってくれないかな? でもなんとなく頼みづらい気がして、私はすぐには言い出せずにいました。 (この数秒間のなんと長く感じられた事。) すると、横から神の様な声が。 「ぼく、行こうか?」 ありがとう 内心、ディノなら絶対引き受けてくれると思っていたのよ。 でも自分から言い出すなんて!そういうところ大好きだよ。 かくして、夜行性で元気いっぱいの主人が出かける事になりました。 何時に来るのかがはっきり分からない修理屋さんよりも早くI子さん宅に着くのが目標なので、 時間との競争です。 大慌てで支度をするディノに 「携帯を忘れないでね」 と言うと、 「あっ!もう少しで充電切れしそう!」 ですって・・・・まぁなんて、携帯初心者な発言・・・。 私の携帯を貸してあげましょう。 ディノが風の様に・・・いや、台風の様にでかけた後、私はI子さんに電話をしました。 ディノが私の携帯を持っている事を伝えようと思ったのです。 電話ついでに話しているうちに、なんと修理屋さんが到着してしまいました。 思ったよりも早かったので、ディノは間に合わなかったのです!!! がっかりしつつも、私はある作戦を思いつきました。 それは、このまま私がI子さんと話し続ける事です。 電話の向こうに証人が居ると分かったら、どんな人でも悪さしづらいのではないかと考えたから。 (一方的に疑ってしまってごめんなさい、修理屋さん。 あなたは悪人でないと後になって分かってきたのだけど、この時は心配だったんです。) 最初、修理屋さんとI子さんが話しているのが聞こえてきました。 あら?1点、I子さんが理解できない話があるみたいです。 なので修理屋さんに電話口まで来てもらって、私と話しました。 (=私の存在感アピールに成功。) それから修理に取り掛かってもらうと、水&湯気漏れの応急処置はあっという間に完了。 (私が聞き耳を立てていた実感では)まだ若い修理屋さんはI子さんを気に入ったのか、 どうも長く話したがっている感じがしました。 でもこれも、私がお局か小姑の様にすぐに電話越しに話に割って入った為、台無しに(笑)。 シェックと引き換えに大家さんに見せるための領収書をもらって、無事、完了 修理屋さんは、帰って行きました。めでたしめでたし。 あれ? あんなに格好よく出て行ったディノの出番ですって?? 修理屋さんが着いた時点から何度か私の携帯に電話をしていたのですが、出てくれません。 全てが終わってから今度はディノの携帯にかけてみると、ようやく出ました。 「今どこ?」 「○○駅のホーム。もうちょっとで着くよ」 ・・・・だからタクシーで行けばって言ったのにぃぃーー!! そう思っている私に、ディノがむっとした声で言ってきます。 「途中で何度も家に電話したけど、みにかーはずっと話し中だったね」 「だってI子さんと話してたんだもん。心配だったし・・。」 「・・・そう・・・。 それにしてもさぁ・・・みにかーの携帯の方にも電話したんだけど、出なかったよね。 なんで?」 「・・・いま私の携帯を持っているのは、他ならぬあなたなんだけど・・・。」 私がそう言うと、主人は 「あぁ、そうだったね。なんてボケてるんだ、ぼくは」 と、苦笑いしていました。 充電のなくなりそうな自分の携帯から 「どうしよう、会話途中で切れちゃうかも」 とハラハラしながら、(自分のポケット内にある)私の携帯に電話し続けてたというディノ。 ・・・ほんといいヤツなんだけど、相当あほです・・・。 ディノが家まで戻ってくるのを待っている間、1つ不思議に思っていたのは、 なぜ私の携帯が鳴らなかったのかという事でした。 携帯を貸す前に、消音機能がオフになっているのをきちんと確認したのに??? 帰宅したディノから携帯を返してもらうと、なんと電源が切れていました。 私の携帯は2つ折りじゃないから、 私もたまにバッグに入れておいた携帯のボタンを押したみたいになってしまう事はあるけど、 電源を入れたり切ったりするにはかなりの長押しをしなくてはならないのに・・・ 変なところで器用(?)なのね・・・。 私がこの半年前の出来事を書こうと思い出したのは、最近また訳の分からない事が起きたから。 ディノの携帯に、私がウェディングドレスを初めて着た時の画像があったはず・・・と思って 覗いてみたら(操作のできない彼はいつも私に頼っている手前、プライバシー問題は無しです) なんとディスプレイがギリシャ文字(らしきもの)に変わっていたのです!! 確かにこちらの携帯は、言語を選ぶ事ができます。 (画面操作で、英語やフランス語・イタリア語などの中から好きなものを選択。) どうやらディノ、これを無意識にいじっちゃったみたいですがそれにしても・・・ よりによってギリシャ文字!?これって2人とも全然わかんないんだけど・・・。 言語設定を戻そうにも、ディスプレイが全てギリシャ語なのでその方法すら分かりません。 説明書を見れば何とかなるかもしれないけど、今のところ面倒くさくってそのままになっています。 以上、携帯を駆使してやろうなんて気はゼロでいつも番号ボタンと発信ボタンしか押さないのに、 なぜか変にいじってしまう主人の話でした。 ランキングに参加しています。 投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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