テーマ:最近観た映画。(40112)
カテゴリ:日本映画(今世紀)
『そのときは彼によろしく』(平川雄一朗、2007)はエールフランス機内で見ただけなので さらっとメモだけ。 冒頭で映し出されるのはベッドに横たわる花梨(長澤まさみ)と、 彼女を見守る幼なじみ達(山田孝之と塚本高史)。 2人の会話から、花梨が尋常ではないほど長い間眠りについている事が分かる。 と同時に、水槽の中の海草がクローズアップで映し出され、 そのまま綺麗に思い出の風景へと変わっていくー。 この一連のシーンは美しいといえばその通りなのだけど、 幻想的な作品も少女趣味の作品も苦手な私はつい、他の映画に切り替えてしまった。 なのに、何度か他の映画とザッピングしながらも最後まで観たのはこの作品のみ。 (一応、全場面観ました。) なんとなくアニメーションチックな気のする画のつくりと、「幼なじみ・初恋」のテーマに、 数年前に一度だけ観た岩井俊二の『Love letter』(1995)を思い出してしまう。 (最近フランスに日本映画がほとんど輸入されていないため邦画を観る機会も少なく、 比較対照があまりないというのもあるのだけど。) (偶然なのでしょうけど、ジャケットも似てますね。) どちらもこそばゆくて、私としてはちょっと斜に構えて観たいんだけど(なぜ?) 結局泣かされてしまうところはおんなじ。 ・・・そう、私は今回たぶん初めて機内の映画で泣きました・・・。 こんな事、なかなか言えないんですけどね。 だって、これでもか!これでもか!の少女漫画的ひねりの効いたストーリーなんだもん。 そしてもう信じられないぐらい、ツッコミどころ満載の脚本だったんですけどね。 (特にひどいのは最後のシーンでしょう。 おそらく5年間以上眠り続けていた人間の目が覚めたからって、 あんなすぐに、1人で外出できますか? しかも主人公を待ち伏せって・・・。 まぁ、あれだけややこしくもあちこちにフラッシュバックを入れているのに 矛盾が1つも無いだけでも、えらいと言えばえらいかも?) でもね、俳優がみんな美男美女揃いで(そこも余計に漫画っぽい)、 子役達も含めていい演技をしていたから。 普段の私だったらなかなか観ないジャンルの映画だけどたまには観てみるのも悪くないし、 飛行機の中で出会えて良かったと思う。 え?数年前の「世界の中心・・」? もちろん観てないし、今のところ観る予定はないけどね・・・ま、機会があればいつか。 ランキングに参加しています。 投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。 予備知識ゼロで観始めたので、ヒロインを演じているのが「長澤まさみ」だとは エンドロールが始まるまで分かりませんでした。 数年前に『タッチ』の「南ちゃん」の役を演じたという事しか知らなかったので、 可愛いタイプを想像していたのだけど、背も高くて綺麗系の人だったのですね。 それとも成長して変わったのかしら? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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