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日本に帰ってきていつも一番とまどうのは何といっても、公共機関の乗り方。
2004年、3年ぶりに成田に着いた私は家へ向かおうと都内のバスに乗った時、 初めての「困った」を味わった。 20年近く住んできた地元のバスなのに、 どのタイミングで料金を支払うべきかをはっきりと思い出せなかったから・・・。 この一帯は移動距離がどうであれ料金は均一で、 バスに乗り込んですぐに運転手さんにお金を払えばいいシステム。 (あれ?書いてて自信なくなってきた・・合ってるよね? ちなみにパリもこのシステムです。) 私はそれをよく知っていたはずなのに、いざとなると 「もしかして、降りる時に移動距離に応じて支払うんだっけ?」 なんて余計な不安が頭をかすめてしまい、乗った瞬間立ち往生した。 日本人の私が固まっているのを見て、運転手さんも驚き顔。 自信が無いせいか、こういう 「知っていたはずなのに、いざとなると焦る」 事が結構多いのだから、 今回も帰国してから最初の数日間は公共機関に対して少々の苦手意識があった。 でももちろん、それとはまた違って 「そんなの知らないよ!」 と言いたくなってしまう事もある。 今回の帰国時は成田からまずスカイライナーに乗り途中からJRに乗り換えたのだけど、 スカイライナーからJRへの乗り継ぎ時はどうも、 改札に2つの線の乗車券を一斉に入れなくてはいけなかったらしい。 壁の目立つ箇所にそんな説明書きもあったのだけど、 それを読み違えた私はつい、ライナーの乗車券だけを自動改札に入れてしまった。 すると、ピーピーと音が!! これって結構焦る・・・。 ドキドキしながら小さな画面を見ると 「タッチパッドを触ってください」 と書かれていた。 (注:もしかしたら「タッチパッド」ではなくて他の単語だったかも?) でも私は 「タッチパッドって何??」 と思い、固まってしまった。 「もしかしたらこの円形の部分のこと?」 とも考えつつ、 「いや、これは『スイカ』という、私の使ったことのない乗車券をかざす場所のはず。 ここを手で触っても絶対に意味がない」 と思い直し、たたずむ事数秒。 脇から職員さんが出てきてそのスイカ用としか思えなかった半円形の板を手で触り、 警報(?)を止めてくれた。(ほっ) ・・・やっぱり、「タッチパッド」ってこれの事だったのか・・・。 それから改めて2つの乗車券をいっぺんに自動改札に投入し、 無事JRのホームにたどり着いたのでした。 実家に着いてから私はこの話を妹(8つ下)にした。 「私はね、『タッチパッド』の意味が分からなかったから固まっちゃったのよ。 日本をちょっと離れてて、 いざ帰ってくると『知ってて当然』の単語が増えているんだから、困るよね。 日本は進化が早いから、この国に住んでいる老人はいつも新たに覚える事が多くて大変だね!」 すると返事は 「(老人?)・・・それ、自分じゃない?」 にやりとしてそんな事を言ってのけた妹に一言!! 私は、老人じゃな~い!! その証拠に、電車類はもうスイスイ乗れますよ。 (ただ単にようやくスイカを買ったからだけど。) それまでが、ちょっと面倒だったけどね・・。 (続きます。) ランキングに参加しています。 投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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