カテゴリ:主人の肖像
私は自分の事を記念日にこだわる人だと思っていたけれど、実はそうでもなかったらしい。
ディノと生活していても祝うのはお互いの誕生日と結婚記念日、 あとは新年とクリスマス(=私の誕生日とごっちゃかも)。 2人が出会った記念日とか、交際する事にした記念日はほとんど気にしていなくて、 年に数回「いつだっけ?」という話題になると慌てて当時のスケジュール帳を見て確認する。 でもその後すぐに忘れてしまうので、実際に祝った事はない。 (こう書くと、自分でも自分とは思えないぐらい大ざっぱ・・・。) でも気づけば交際し出して(その途中では結婚もして)はや5年。 ディノが急に告白してきてしばらくしてからお付き合いする事にしたのだけど そのきっかけが何とも不思議(?)なので書いておこうと思う。 ディノの友人マルクの家へ向かっていた、その日の私達。 当時の私はディノの事をとても面白くて人のいいおじさんだと思っていて、 2人はとてもいいお友達だった。 が・・・。 駅を降りてからしばらく歩いていくとディノが 「マルクの家が見えてきたよ。あのマンションのあの窓が、そうだよ」 と言って、指差した。 私は冗談で 「そうなんだ行こう行こう 実は占いによると、私は今日『運命の人』に出会うらしいんだ。 きっとあの中に、その人居るよね」 と、言った。 すると、ディノが 「えっそうなの じゃあ、行くのやめようよ」 と言い出した。 私は彼が女性に甘い(と言うと変だけど)のを知っていたので全然真に受けなかったのだけど マルクの住む建物に近づくにつれ彼は真剣になり(この時、自分の気持ちに気づいたらしい)、 結局そのマンションの踊り場のゴミ箱の前で告白を受ける事に!! 急に焦りだしたディノの話はいつも通り長く、そしていつになく真剣だったけど、それでも途中に 「ぼくは、あなたが好きなんだ!!このゴミ箱に誓って!!」 と言っていたのは忘れられない・・・。 ・・・ユーモア精神もほどほどにしましょうね・・・。 結局、その日に告白してくれた彼と3年後に結婚した私。 私はいつも、お互いが相手の「運命の人」なのかどうかは死ぬ瞬間まで分からないと 思っている。 だって・・・死ぬ間際に大げんかして別れを決意して、しかも誰かに一目ぼれしてしまったなら、 その新しい「誰か」が運命の人って事になるかもしれないでしょ? (変でしょうか、この考え方。) だけどまぁ少なくとも、ディノは私にとって「結婚する運命」の相手ではあったんだね。 私の今までの生涯の中で、最も占いの当たっている(?)のを実感できた出来事です。 ランキングに参加しています。 投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。 ちなみにこの時に私が読んでいた星占いは、 無料情報誌「フランスニュースダイジェスト」の中にあったものです。 もうずい分前の事なので、今は違う方が占っている気がしないでもないです。 フランスニュースダイジェストのHP http://www.newsdigest.fr/newsfr/index.php お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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