カテゴリ:主人の肖像
もともと私の名字はとても短くて、アルファベットにするとたったの3文字だった。 小さい頃はこの変わっている名字が好きではなかったけど、 歳をとるにつれて平凡な下の名前とのバランスが取れている気がしてきたし フランスに暮らしてみるとレストランの予約などをする時もスペルをさっと言えるのが便利だしで、 割と気に入ってきていた。 ところが、だ。 ディノの名字はカタカナにすれば4文字で、アルファベットにするとなんと9文字。 3倍もある! フランスには、旧姓のまま通す女性も多い。 公的な書類には「生まれた時の名字」と「結婚後の名字」を書き込む2つの欄があるけど 普段どちらで通すかは、各々が決めていいみたい。 (逆に言うと、「今後から新姓で名乗るか旧姓で名乗るか」を公に申告する機会は無かった。) 結婚前に聞いたらディノは古くからの伝統にならって、 私にも自分の名字を使ってほしいと言っていた。 私も彼の気持ちが分からない訳ではないのでそうしてあげようと思ったものの 結婚後に新しく知り合った日本人にはつい、一応は日本らしい旧姓で名乗ってしまい (注:フランス人とは下の名前で呼び合う事が多いので、名字で呼ばれるのはほとんどが日本人)、 レストランの予約にも短くて便利な旧姓を伝えてしまい、 新しい名字の出番はないままだった。 でも今回就職したのを機に、ようやく新姓の出番がやってきました!! 社内では下の名前で呼び合う人がほとんどなので 私も名字で呼ばれる事はあまり無いんじゃないかと思うけど、 メールなどの署名は「下の名前+新姓」です。 ディノにその話をしたら嬉しそうにしてた。 本当はディノも知っている通り、私の「下の名前」と「新姓」は韻を踏んでいるので (「おぼんこぼん」みたいな感じ。名前しか知らない人達だけど・・・。) 私としてはその2つの間に旧姓を挟んでワンクッション入れたかったのだけど、 それだと他の人にとって長すぎるからこれで我慢するよ。 この長すぎる名字をタイプしているとよく、打ち間違えそうな予感に襲われるけど、 頑張って慣れてみるね。 ・・・たまにはけなげな事も書いてみた私でした。一応事実だしさ・・・。 ランキングに参加しています。 投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。 上の写真はランチタイムに会社の近所で撮ったものです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[主人の肖像] カテゴリの最新記事
|
|