テーマ:最近観た映画。(40112)
カテゴリ:日本映画(~1959年)
前日の『マリヤのお雪』『虞美人草』に引き続き、またもや35年の溝口作品を鑑賞。 字幕入り無声映画に弁士の口上も入っていたので、 私にとっては日本語版字幕・フランス語版字幕・弁士の声、と 台詞が3本立てだった。 (しかも日本語字幕と活弁のタイミングは合っておらず・・・。) 活弁を聞くのは初めてではないはずなのに、 今回はいつになく男の声が女の台詞までカバーしているのにとまどいを覚え それが誰の台詞なのか分からない事があった為(主人も同様だったそう) またもや最初の方のストーリーがよく分からなくなってしまったけど、 その大変さもお千(山田五十鈴)とその弟分の宗吉(夏川大二郎)が 2人で暮らし始めるあたりからはすっかり忘れる事が出来た。 観てから時間が経ってしまったので忘れてしまった事もあると思うけど とにかくまぁなんと言っても、私がよく知りもしない文楽人形を何故か 思い出させてきた山田五十鈴がとても良く、 途中から自然に映画に入り込めたのも彼女のおかげ。 そして最後の演技は圧巻で、 後に『蜘蛛巣城』(1957年)で演じるだけの素地が既にあったのだなと 実感せざるを得なかった。 (そういえば、あのシーンはお能が参考になったのだっけ?) 個人的には、この作品の前半部分の見辛さは前日からの3本の中で 1番ひどかった気がするけど、映画館で観られたのはやっぱり良かったなぁと 思います。 (ちなみに、この3本はDVDを特別に上映したものでした。) ランキングに参加しています。 投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。 1番上の写真は、映画の後に主人と友人と寄ったお店の素敵な看板です。 (今回は「大満足!!」とは行かなかったので、あえて紹介はせずにおきますね。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.08.19 06:49:40
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