テーマ:映画館で観た映画(8570)
カテゴリ:日本映画(~1959年)
この作品には思い入れが持てないので、 今回はあくまでも「この映画を観たぞ」というだけの覚え書きです。 好きでないなら書かなくてもいいのかもしれないけど、 そうでもしないとまた今回の過失を犯してしまうかもしれないから・・・。 (ついでに、結構辛口な事も書いてます。) 今回の過失、それは、実はこの映画を既に観た事があったのに、 そして全然好きになれなかったのに、 心に残るものが無かったせいかそんな事をすっかり忘れていて、 今回また観にいってしまった事。 映画が始まってからすぐ気づいて「しまったぁ!」と思っても あとの祭り。 内容を覚えていない事だし、ともう1度最後まで観たけれど、 須磨子には女の嫌な部分が表出している感じがして 楽しめなかった。 しかも今までにも何度か書いた通り、私達夫婦は どうも田中絹代の良さが分からない。 田中絹代と言えば、何かの映画で人力車に乗っているシーンがあり 通行人(エキストラ?)から 「見て!あの人よ!綺麗ねぇ」 と噂されていた。 その時はそこが映画館だったにも関わらず、主人と「ハァ?」と 顔を見合わせてしまったのを今でも覚えている。 そうしたら実はその問題のシーンはこの映画の中にあったので、 今回も2人で前回同様の反応をしてしまったのだった。 (ごめんなさい・・・田中絹代・・もちろん恨みはないのだけど・・。) そんなに沢山観た訳じゃないけど、私にとってはこの映画が溝口の ワーストなのかもしれません。 同じ溝口作品で、「なぜ田中絹代がこんなに愛されてるの??」と うっかりつい思ってしまう『お遊さま』(1951)も良かったし、 今ぱっと思い浮かぶ他の溝口&田中作品を挙げるなら 『西鶴一代女』(1952)ものめり込んで観たし、 『夜の女たち』(1948)も好きかどうかは別として いい出来だと思っているのだけど・・・ま、相性の悪い映画もあるよね。 ランキングに参加しています。 投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。 写真は映画館(Reflet Medicis)のそば、オデオンの裏道です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.08.22 07:50:10
コメント(0) | コメントを書く
[日本映画(~1959年)] カテゴリの最新記事
|
|