カテゴリ:主人の肖像
(今回は義母の生前に書きかけていた日記をアップします。) 最近憂鬱だ。 まず、日ごとに陽が少なくなってきている。 ディノがパリに居ないから、私のやるべき雑用が増えすぎた。 私自身の課題も元々たくさんあったと言うのに。 ディノと夜電話をしても 義母の容態がよくないので悲しい気持ちになるし、 会話全体が全体が重苦しい。 生まれて初めて、もう秋なんて好きではないと感じ始めた。 さて、毎晩の様にディノとの電話で話題に上ったのが 社会保険(Securite Sociale=セキュリテ・ソシアル)の 事務所へ提出すべき書類のことだった。 パリに居る間にとっとと済ませておいてくれれば良かったのに 調べなくてはいけない事があるからと言って、 問題を保留にしたままノルマンディーへ行ってしまった主人。 彼の調べごとが終わり、その書類が私宛てに発送されたのは 提出期限当日(!!・・・この件は次回)だった。 なぜか今回に限って届くのに3日もかかったのだけど、 発送する前から届くまで毎晩毎晩ディノは 「もうじき書類がそっちに届くから事務所に持って行ってね」 の言葉の後に、必ず 「みにかーは書類に『配偶者』としてサインをしてね。 自分の滞在許可証と保険カードの証明書のコピーを 添付するのも忘れないでね。 ほんと、忘れないでね」 と繰り返していた。 あ~~~うるさいなぁ!! 一体何回言えば気が済むのよ!! そう、ディノは自分がおっちょこちょいだと自覚してるから 何かをするとなった時に 異常なまでに慎重になるという一面も持っているのだ。 そんなこんなである日ようやく、書類が私の手元に届いた。 そこで会社の帰りに直接社会保険事務所に寄ろうと思い、 書類一式を持って出社。 記入漏れや添付し忘れの書類がないかと急に心配になって お昼休みに目を通してみると・・・ 無い!! 無い!!無い!! 何が無いかって、 ディノの身分証明書や保険カードの証明書のコピーなど、 彼の用意すべきものが一切添付されてない。 あの人・・・ 私にあれだけ「忘れないで」と言っておきながら、 自分こそ思いっきり忘れているんじゃない!! 怒る気もしないほど呆れつつ慌てて電話し、 仕方がないので家にFAXしてもらう事にした。 あ~あ、1回帰宅してから出直しかぁ。 (我が家と社会保険事務所は徒歩圏内なのが救いだけど。) ・・・とまぁ、 呆れる事しかできないハプニングはあったものの 私の名アシストのおかげで(自画自賛) 何とか書類は揃ったのでした。 (私の苦労は残念ながらこれだけでは終わらず、続く・・) ランキングに参加しています。 投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。 写真は灰色のパリ・・教会ももの哀しく見える、雨の日・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.10.05 07:43:21
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