カテゴリ:主人の肖像
先月23日の25時のディノからの電話で 義母の死を知った後 2・30分ぐらい話し、電話を切った。 ディノに、同じく落ち込んでいるはずの義弟達と もっともっと話し合って欲しかったから。 でも私も気持ちは落ち着かず ワインを飲んで寝る前に 日本の母の携帯に電話して報告したのだった。 翌日またディノと電話して、ちょっと驚いた。 なんと私の日本の実家に電話して母と話したと言うんだもの。 確かにディノは私の家族を好いているし、 私がたまーに日本に電話する時は 彼にもよく受話器を渡しているけれど、 ディノが自分から私の母へ電話したのは 初めてではないだろうか。 その時点でもうなんともかなり嬉しかったのだけど、 同日の夜に読んだ母のメールがいかにもディノらしくて 気持ちがほぐれた。 メールを一部抜粋します 忙しくて疲れているはずなのに、ワザワザ電話をくれたディノ。 びっくりしました。 相変わらず私はフランス語で話すのは苦手ですが ディノの話す事はよく分かりました。 ○○子(=私)から知らせはありましたか? そうですか、 母をとてもとてもとても愛しているのですごく悲しいけれど、 セ・ラ・ヴィです。 疲れてないですか? 決めなくてはいけないことがたくさんあって 一時間しか寝ていません。 ○○子はできるだけ早くこちらに来るでしょう、 土曜日にセレモニーをする予定です。 忙しいのに電話をありがとう、体に気をつけてください。 ・・・というような会話だったと思います。 大人なのでこちらを気遣い、時々笑いながら話してくれました。 忙しいのに本当に親切に電話をくれてありがとう、と伝えてね。 今日も8時半に現場に行かなくては行けないので、行って来ます。 ディノのお手伝いをしてあげてね。 アランにも、下の弟さんにも宜しくお伝えください。 ママ 形式張った事をさぼりがちな彼がわざわざ電話するなんて、 義理でもなんでもなく ただただ自分から連絡したかったからとしか思えない。 家族は死をもって減ってしまうけれど、 その一方で(誕生を伴わなくても)増やす事ができる。 悲しい出来事の裏で、 主人の私の家族への気持ちを再実感できた嬉しい出来事でした。 ランキングに参加しています。 投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。 義母の葬儀はその数日後、 実家の斜め向かいの教会で1時間以上かけて行われました。 今は義父と一緒に眠っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.10.08 15:14:42
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