カテゴリ:お気に入り映画館
今回は名画座(と呼んでいいと思う)の ひしめくカルチェ・ラタンでも、 特に根性が入っていると思われるアカトヌの紹介です。 なんで私が勝手に「根性が入っている」と定義しているかというと、 アカトヌは周りの映画館とは異なって、 大手映画館チェーンと提携していないから。 逆にいうと、私達がふだんよく行く ルフレ・メディスィス・ロゴスも、 ラ・フィルモテック・カルティエ・ラタンも、 どちらも名画やなかなか観れない作品を上映してくれる 「映画好きの、映画好きによる、映画好きのための」(という感じの) 映画館なのだけど、数年前からは 「大手のUGCやGaumontのパスを持っていれば観放題」という システムに切り替わっているのです。 私達も映画好きのつもりなら、このアカトヌの様な 大手に迎合せず頑張っている 真の独立系映画館を応援すべき気もするのだけど・・ Gaumontのパスを持っているのでついつい、 それを使える映画館を優先してしまいます。 さて、そんな事情もあって滅多に行かないアカトヌは、 館長か誰かの好みで選んでいるとしか思えないセレクトが魅力。 上映されるのは、リバイバル作品がほとんどです。 (なぜかフェリー二映画は通年上映されている気がする。) アカトヌには小さな上映室が1つあるだけなので この界隈の他の映画館に比べても、特に小さいかも。 その代わり 待合室としても使われているホールにはそれなりの広さがあって、 そこではいつも誰かしらの絵が展示されています。 (元同級生がカウンターでチケットを売っているので、 なんだか気恥ずかしくてホールの写真を撮れませんでした。) 小さな映画館ならではの「味」を見つけたのは、 トイレに行こうと、裏の廊下を通った時。 表とは違って雑然としているこのゾーン。 掃除機なんかもそのまま立てかけてあるんだけど・・ よく見ると、フィルムがたくさんあるじゃない!! こんな誰もが通れる場所に 大切なものを放っておいて気にならないのかな、と こっちが心配になってしまいました。 それだけお客さんのことを信頼しているのかな? フランスらしいと言えばフランスらしいけど。 独特の雰囲気を持つ小さな映画館、アカトヌ。 機会があったらぜひ訪れてみてください。 ランキングに参加しています。 投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.11.21 06:12:57
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