カテゴリ:パリで結婚・区役所と衣装周り
さて、なんだかんだしているうちにヘアメイクは無事終了しました。
これが当日の私の頭です。 美容師さんが提案してくれたのは、 私が行き当たりばったりに買ってしまった ティアラと造花の両方を使おうというアイディア。 とても華やかで大満足! 資料写真も見せられないままお願いしたのに 希望に近い髪型にしてもらえて、 しかも予想外にも欲張って両方の飾りをつけてもらえたなんて 本当にラッキーだなぁと思いました。 ヘアメイクの終わった頃、ドアのブザーが鳴りました。 母達に開けてもらうとお花の配達!! でも私には、送り主の名前に見覚えがありません。 あとになって、ディノの実家の隣で 薬局を営んでいる元村長夫妻からだと知りました。 フランスには「リスト・ド・マリアージュ」というものがあります。 それは新郎新婦が事前にお店に行き、 欲しいものリストを残してくるところから始まります。 招待客たちも後日そのお店に赴き、 リストの中から予算に応じて贈りたいものを選ぶのです。 このシステム、実に合理的。 でも特に欲しいものが思いつかなかった私達は このリストを作っていませんでした。 なので私達の招待客はお花をくれる人、 テーブル周りのグッズやシーツ・花瓶などの雑貨をくれる人、 お祝儀として現金をくれる人(実はこれ、すごく有り難かった)と 様々でした。 (ちなみにディノの友人達の中には、 式が終わって数ヶ月経ってからお祝いをくれる人が 意外なほど多かったです。 類が友を呼んでいるのか、フランスではありがちな事なのか、 私には分かりません。) 話をお花にもどしますね。 式に出席してくれた人達もかさばるのを心配してか、 お花が業者によって午前中から午後の初めに 家に配達される様に手配してくれていました。 なのでこの薬屋さん夫妻の蘭を皮切りに、 この後もお花が続々に到着 私がまた幸せ気分に戻っていたところ、母がぽつりと言いました。 「ディノ、遅いわねぇ」 !!そういえば!! ディノが家を出てから1時間以上経ってる・・。 スーパーに行けば、いつも1時間は戻ってこない彼。 でもそれは(ディノは食いしん坊なので)あちこちの売り場を フラフラと楽しく練り歩いているからです。 (私が喜ぶようにとあれこれ買ってきてくれるので 文句ばかりは言えないのだけど・・。) でも今日は、靴墨だけを買いに行ったはず。 こんなに時間がかかるなんて・・? 急に、最後の電話で強く言いすぎたのが気になってきました。 そして、美容師さんの話していたこと・・・ 式の直前になって独身時代に別れを告げるのが怖くなり(?) 雲隠れしてしまう新郎が結構いるとかいう話・・・ これを思い出すと、余計に不安になります。 慌ててディノの携帯に電話すると・・なんと圏外!! なんだかイヤな予感・・。 留守電に 「さっきはごめんね、言い過ぎちゃった。 お願いだから戻ってきて。 本当に謝るから・・」 と録音して電話を切りました。 今こうして書いてみると、自分に対して 「なんて情けない(^^;」 と思ってしまうけれど、 この時はあんな事がきっかけでもしも結婚が流れてしまったら・・と いう恐怖心が先に立っていたため、 恥ずかしいという感情はほとんどありませんでした。 怒っていた時同様、今度は全力投球で謝っていたのです。 ルーズで時間計算が全然できないディノだから こういう日にはついつい文句を言ってしまうけど・・ それでも私が結婚したいのはディノなんだから。 だから、かえってきて・・。 ランキングに参加しています。 投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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