カイルア・ビーチでいっぱい写真を撮ってくれたラブさん
偶然撮った写真に写っていたラブさん
自ら試し撮りをしたラブさんの手 |
「I'll take pictures.」 と言ったかどうかは不明。気がつくとハビーの手にあったカメラは彼女の手に移っていた。どうやら全員を撮ってくれると言っているらしい。ハビーがミニミーの横に来てポーズをとった。
彼女の名前はラブさん。ロシア出身、現在アメリカ人のご主人とフロリダ在住の51歳。焼けてはいても透けるような白い肌、銀髪のショートカットに大きめのサングラス、フロリダで着慣れているであろう黄緑色に深緑色のストライプが入ったビキニがかっこよかった。
言われるがまま全部で16枚。途中からは立ち位置やポーズまでご指示いただいた。中腰になって脇をしめ、真剣な顔をして撮ってくれているラブさんとは正反対に「まだ撮るよ。ずいぶん撮るねぇ。」 なんて話しながらポーズをとっていた私たちはどれも最高の笑顔で写っていた。(帰国後お友だちに写真を見せたらミニミーのこんな笑顔は見たことがないって言われたほど。)
撮影会(?)が終わってカメラが戻ってきた。お礼と日本から来たことを言うとラブさんの目がキラッと光っておしゃべりが始まった。「I love “The Season of Love”.」 |
最初はなんのことかわからなかったんだけれど、話をしているうちに日本の歌だということがわかり、長唄をたしなむミニミー母に歌ってもらおうと木陰に場所を移した。ピンキーとキラーズの「恋の季節」をフル・コーラスするとラブさんは拍手して喜んでくれた。子供のころロシアで何回も何十回も聴いて大好きになったんだって。こんな歌私たちは一年に一度も歌うチャンスがないのにハワイで歌うことになるとは。でも喜んでもらえてよかった。(このことをきっかけに「恋の季節」は今回のハワイ旅行のテーマ・ソングに決定。)
ラブさんはフロリダに家を2軒、コロンビアにアパートを1つ持っている。コロンビアは車の排気ガスなどで大気汚染がひどくて、家の外を歩くと肌や服なんかがが黒くなるほどだって嘆いていた。オイリー&グロッシー。その点フロリダはそんな心配もないし住みやすいところだって。フロリダはハリケーンの通り道だけれど一軒家ならあまり被害がないのかな。
お話はロシアのことまで。やっぱり日本人の夏休みが短いことに驚いていた。(ちょっと見栄を張って2週間って言ったんだけれど。)ロシアではだいたい40日間。公務員だと往復の航空券までもらえるっていうからすごい。
親戚と3日間ほどカイルアのビーチハウスに滞在して、そのあとはご主人とホノルルで過ごすんだって。楽しい旅行になったかな。そしてどこへ行ってもおばちゃんパワーは健在。ラブさんとは30分以上話していたけれど、その間ご主人は離れたところでひとり海に入ったり砂浜で寝転んだりして辛抱強く待っていた。
ラブさんのお話が長くなってしまったので「出会った笑顔編3」に続きます。