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カテゴリ:映画館で観た!!
★★★★
……★は5個で満点、☆は0.5点です。
ネタバレ有りなのでご注意。 

★粗筋
1891年のロンドン。名探偵シャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr)は、相棒のジョン・ワトソン(ジュード・ロウ)とともに新たな難事件に挑むことになる。それは、貴族でありながら秘密結社を結成し、魔術で世界を操ろうと企むブラックウッド卿(マーク・ストロング)を捜し出して捕まえるというものだった。だが、非情な野心とずば抜けた頭脳を持つブラックウッド卿は、ホームズとワトソンにとって恐るべき相手であった……。
http://movie.walkerplus.com/mv45312/ から流用させていただきました。

★感想
『《龍馬》に続いて《ホームズ》も“テンパー”なのかよ……!!!???』
初っ端に抱いた感想です。
♪(* ̄ー ̄)v
“シャーロキアン”とは言わないまでも、小学校4年生からホームズ・シリーズにはまった自分としては、色々思い入れとイメージを持っていたのです。
なので《ロバート・ダウニー・ジュニア》の《ホームズ》の第一印象はこれでした。

『《ルパン》と《ホームズ》どっちがいい?』
女子の間では《ホームズ派》は少数派、つうか直情的でお洒落に女性を口説く魅力的な色男で泥棒な奴《ルパン》がイイ、と言う連中が多数決で正しいと言う環境に居た私。
……それは後にヒネクレまくって“腐女子”への道を歩む一つの要因となった訳ですが。

『え~、ワトソン×ホームズじゃん???』
と思ったんですが、その辺はパンフレットにかの《大槻ケンヂ氏》が詳しく展開して下さってました。
ので書く事が無くなちゃった感じ。

にしても《ジュード・ロウ》の《ワトソン》は私は違和感なしでした。
もともとこういう印象を持っていたのが2割増しハンサムになってスクリーンに具現化したという感じでした。
彼は《ホームズ》が天才すぎるための引き立て役・記録役だけではないはずだと、そう思っていたからです。
《ホームズ》の女性的ともいえる繊細な神経を支える強さを持った男性・しかも都合よく医者、だと読んでいたので。
この映画はその辺を良く描いているな~と。

《ロバート・D・ジュニア》の外見は違和感ありまくりでしたが(どうもね、ユダヤ系の顔に見えてね~と後で調べたらお父さんがアイルランド及びユダヤ系でした。《ホームズ》は生粋のイギリス人だって設定は原作にはっきりとは書かれてなかったと思うし、むしろ出生については秘密があるとういう事を匂わせたエピソードもあるのでいいんだけどもね……記憶違い???)、その行動についての解釈は納得でツボだったかな。
とにかくお目目ぱっちり、下睫毛バサバサで無精ヒゲ生えてて、コーデュロイのコートを着こなす???
(う~ん、19世紀末のイギリスの知的階級者が正装する時はウールのコートなんじゃないのかなぁ??? コーデュロイはジーンズにもあるように綿織物で、確か労働者階級の着る物だったような記憶が……フランスからの輸入モノって設定???)
そんな《ホームズ》でしたが、これは有り、でしょうね。

《ホームズ》は天才的な観察力と推理力を持ったエキセントリックな男でした。
体術バリツを駆使する相当な格闘家であり、またヴァイオリンの名手でもあり、コカイン中毒者でもありました(《ロバート》も薬物中毒の過去あり!!!)……あと、引きこもり君、ね。
女性に対してはその家事能力には敬意を表し、男よりも肉体的にか弱く、精神的には愚かな生き物(理解不能)と認識してようです……ただ一人の女性《アイリーン・アドラー》を除いて。

《アイリーン・アドラー》、彼女は相当謎深き女性として描かれてしかるべきだと思いましたが、男性的思考回路を有していて魅力的でアクションもこなすにしては……まぁ、《レイチェル・マクアダムス》はもう少し何かが足りないかなぁとは思いましたけど(色気?)。
自由奔放な悪女ってところは十分に表現していたようです。
むしろ《メアリー》のほうが精神的には大人で神秘的だったかもしれないです。
当時家庭教師をしていた女性の立場と言うのは社会的には相当不安定・低くて、にもかかわらず知性・礼節が無ければやって行けない職業でした。
知識階級だが貧しく、後ろ盾もないので結婚によってしか成功は有り得ない・また独身者も非常に多かった……ので、《ホームズ》が『婚約者を乗り換えた』と言ってワインをぶっかけられるシーンなどはその当時の女性の社会的地位を踏まえたシーンでもあったと言うか。
《ワトソン》が選んだ女性ですからね……お似合い、かな?
(後には別れたんだったかしら? 《ワトソン》の浮気が原因で、あれ?違った?) 

《アイリーン》はブリューネット、《メアリー》は金髪。
この辺も対比として面白い、判りやすい構図だったかなぁ(髪の色は色々な象徴・意味を含むので……って“赤毛連盟”がありますからね)。

今回の敵は《ブラックウッド卿》。
黒魔術を駆使する殺人鬼・悪魔に匹敵する思考回路の持ち主……秘密結社の儀式の落し胤。
でも《モリアーティ教授》よりは小物だったみたい。
(《マーク・ストロング》、なぜか《海老蔵》に似てると思っちゃった……)
外見的にはむしろ旧来の映像や挿絵の《シャーロック・ホームズ》の姿を彷彿とさせます。
《ジェレミー・ブレット》とかのヘア・スタイルでしたし。

鳥打帽にインバネスは薄曇った寒空の霧が発生しやすいロンドンの気候にはしっくり来るとは思うんですが、そんな服装をしていたという記述はどこにもなかったし……。

まぁ、推理物と言うよりコンビ・アクションものとして楽しめた作品でした。
あと、ビクトリア朝の香りも楽しめるってところかなぁ。
(次回作有りだといいな~、や、当然あるでしょうね)

*****

映画館は【TOHOシネマズ 錦糸町・スクリーン1】
後ろの席でポップコーンをコリコリ……背中を蹴られること2回ほどありましたが、天気も悪かったせいか空いてました。
しかしどうして冷房入れたのかなぁ???
それほど強くは無かったけど、コートのボタンを止めなきゃならなくなるほど、でしたよ。

あと、ここの別のスクリーンで上映直ぐの【ライヤー・ゲーム】を観たんだけど、左隣の高校生カップルの女の子は携帯画面をしょっちゅうチラ見して(メール待ち?)その光が凄く迷惑だったのと、後のバカ男はイスの背中を数回蹴るし(そんなに長い足かよ???)、右隣の女の子3人グループはポップコーン食べながら《松田翔太》が出るとキャーキャー騒ぐのはまぁ仕方ないと思ったけど、映画が終わったら持ってたポップコーンの入れ物を床に落として椅子の下に蹴り込んで帰りやがりましたよ……やっぱり錦糸町なんだな~ガラ悪いね~!!! と、そう思っちまいました。
(根拠は無いのにそういうイメージなんだよね~……って、馬券売り場のある所ってそう成りがちな気がするけどね)
なので、映画の感想は書きそびれております。





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Last updated  2010.05.12 10:05:58
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