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テーマ:映画館で観た映画(8570)
カテゴリ:映画館で観た!!
★★★★
……★は5個で満点。☆は半分。 今回はちょっとオマケ気味。(-。-)y-゜゜゜ ネタバレ有りなのでご注意。 【物語】 江戸時代、第七代将軍徳川家継の治世。男だけを襲う謎の疫病により、男性の人口が激減した日本では、全ての要職を女性が担い、数少ない男の価値は子種を残すことのみであった。そんな男女逆転した世にあって、水野祐之進(二宮和也)はもはや芸事と化した剣術に打ち込み、武士としての道を追い求めていた。だが彼は、困窮した旗本である家を救うため、大奥にあがることを決意。それは互いに恋心を抱きながらも、身分違いの叶わぬ恋の相手である大問屋の娘、お信(堀北真希)への想いを断ち切るためでもあった。意気揚々と月代を剃り上げ、髷を結い大奥にあがった水野は、これまで見たこともない程の数多の美男が集められている大奥に驚愕する。徳川の血を絶やさぬため一人の女将軍のもと、3000人の美男が集められたといわれる女人禁制の男の園。そこでは将軍の寵愛を求めて、日夜、才色兼ね備えた男たちの熾烈な競争が繰り広げられていた。不条理な世界で、容赦なく様々な嫌がらせの洗礼を浴びせられる新入りの水野であったが、持ち前の度胸と、良き理解者である古参の先輩格、杉下(阿部サダヲ)の助言で窮地を切り抜けていく。冬。幼少で逝去した家継に代わり、紀州より第八代将軍徳川吉宗(柴咲コウ)が迎えられた。策謀の果てに将軍の座を掴んだ吉宗は、武芸を好み、一人で馬を走らせる様な男勝りな面もありながら、不況の世を憂い、質素倹約を旨に果敢に政治の、そして大奥の抜本的改革に挑む知性に富んだ女性であった。吉宗初の大奥へのお目見えとなる“総触れ”を控えたある日、水野は大奥総取締、藤波(佐々木蔵之介)から、将軍の“お手つき”として寵愛を受ける可能性のある御中ろうの位への昇進を告げられる。“総触れ”の日、美男揃いの大奥の中から、更に選ばれし者たちが色とりどりの裃で着飾り、御鈴廊下を埋め尽くす中、水野もそこに加わった。そして鈴の音が鳴り、今まさに将軍吉宗が姿を現そうとしていた……。 http://movie.walkerplus.com/mv45992/ より流用させていただきました。 【感想】 流用した荒筋が長いんでびっくり……(笑)。 面白かったよ、時代物SF。 江戸時代は第八代将軍吉宗が就任したての頃、男女逆転大奥でも悲喜こもごものドラマが起きていた。 《二宮クン》は主人公として二重丸……27歳なのに19歳の設定。 お肌がキレイで童顔だからアップにも耐えてOKだったけど。 《玉木サマ》は副主人公として花丸……妖艶かつ美しき御中ろうでありました。今30歳? うわ、《ニノ》と3コしか違わないの? 大人と言うか《蔵之介サン》とのラブシーンはホンのちょっとだったけど、お似合いでござったわ……しかし二人とも骨ばってて痛いんじゃないのと想像してしまったよ。 “男×男の濡れ場”はホントに《玉木サマ》が美しい。 男女逆転の男色というより、侍にみられた“念者の関係”みたいな雰囲気があってあまりエロくなかったな……そっちの方で何か見たいよ【菊花の契り】とかね。 吉宗役の《柴咲コウ・サマ》は凛々しくて、ちょっとガサツではまり役。 彼女が主役で続編かドラマが観たいと思ったよ。 暴れん坊将軍よろしく、白い馬での早駆けはどうして真っ赤な水干着なきゃならなかったのか不明で違和感あったけど。 商家の一人娘役《堀北真希チャン》も素朴・ナチュラルメイクで可愛かった。 ただ編集の関係か、恋しい男と逢うシーンがいつも同じ着物だったんだよね。 (映像中には何度か着替えてるんだけどね……その着物でまとめ撮りしたの?) 絹の着物は贅沢品だったから同じものでも不思議はないけど、せめて帯と半襟くらいは替えるやろ~、女心無視してはいかんよ~、大奥では着替えいっぱいしてるんだから~、とまあその辺が無神経っぽかった気がする。 女性の【大奥ドラマ】のように、百花繚乱・着物が美しいのも眼福。 だいたい時代劇じゃ、男は将軍とお小姓ぐらいしか着飾ってないから新鮮だったし。 それからパンフレットにもあるように、メイクは割と自然で良かった。 ……厚塗りには飽き飽きしてたからね。 そして大奥の仕事のピラミッド構造はそのままだったので、歴史の勉強にもなった? 男女逆転と言っても、病気が元で男性の人口が4分の1になってしまったから、という設定だからね。 ま、今の日本では“植物系男子”が増えてるからこそ、こういうストーリーになったとも思える。 (《よしながふみ》の作品はあっさりしてて奥が深かったりするのだ) もともと日本は母系社会だし、その方が戦争が少なくて平和だし。 (《倉橋由美子》の小説に母系社会のSFがあったような気がするんだけどな~?) 他の国だったら、“一夫多妻制度”でも導入する所かもね? ***** 映画館はTOHOシネマズ錦糸町 、スクリーン4。 私は原作を読んでいたのでそのギャップのこそばゆさを楽しんでいたのだけれど、両隣のオバ様達は読んでなかったらしくて、驚いたりザワザワしたり。 特にラストのどんでん返しの“粋な計らい”に関してリアクション起こしてたけど、ちと優越感持ちましたな。 レディス・デーだったので、ほとんど女子でいっぱい。 おっさんが途中スクリーンを過ぎりましたけど、『多分理解できないんじゃないかな~?』と思いましたよ。 嵐のファンだったら小学生でもOKな気がします。 ラストの歌がいいよ……作品内のエピソードともリンクしてるし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.10.14 20:10:20
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