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花が咲き乱れています。
庭に、山に、公園に。 川べりにも咲き乱れていて、花を見ずに一日過ごす方が難しいくらい。 日に日にまぶしくなっていく日差しの中で、 実家の庭の花を見ていると、ふと、庭の雑草が気になって、 少しあの辺りの草を抜いたら花が映えるな、などと考えている自分がいました。 家庭菜園のグリーンを見て、少し取って晩ご飯のサラダにしようかと考えている時、 自分の心がすごく穏やかであることを知りました。 王さまが生きていた頃は、こんなふうに庭の草花を見ることもできませんでした。 自分の置かれていた状況がいかに殺伐としていたか、 病人を抱える生活が、心にどれだけ暗く陰を落としていたか、 そして、それを全然苦に思わずに生きていたのだと気づきました。 ずっと、それが自分だと思っていた。 でも、王さまが亡くなって、自分が思っていた以上に自分は穏やかで、 そして花はとても美しかった。 衝撃でした。 病人を抱えて、その日はいつなのかと考える生活。 病院からの電話におびえる生活。 常に頭の隅には終わりがある生活。 それら全てが無くなって、花が美しく、心は穏やかになっても、 引き換えに無くしたものが大きすぎて、うまくバランスが取れません。 自分の感情に戸惑ったり、ほっとしたり。 まだまだ時間が足りません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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