sweet storm

もうじき、王さまはお墓に入ってしまいます。
位牌は、王さまの実家に置かれる事になったので、
王さまは写真しか、私の手元に残りません。
最後に王さまに私がしてあげられることは何かな？と考えたところ、
王さまと新婚時代から過ごしたマンションに、ももちゃんと帰ってくることだろう、
と、昨日、急に思い立ち、さっき、遺骨と位牌とももちゃんを連れて
マンションに戻って来ました。
辛くていられなくなるまで、がんばってここにいるつもりです。
とはいえ、もうじき納骨なので、最長でも金曜日までしかいられないのですが・・・。

ももちゃんは、７時過ぎに眠ってしまったので、
今日は、王さまとお酒を飲んでいます。
といっても、王さまは肝臓が悪かったので、
私も付き合って禁酒していて、すっかり弱くなっていますが、
弱いお酒を、お供えして、ちびちびと飲みながら、
王さまが大好きだったテレビを見ながらブログ更新です。
こういうのが供養というのだろうか・・・とちょっと不安ですが。
こんな感じで、王さまが生きているときにこの時間を過ごしたかったです。
でもいつか、ももちゃんが大きくなったら、
ももちゃんとこんな時間が過ごせるかもしれませんね。

今、私は、ある意味とても自由です。
王さまが亡くなって、これまで住んでいたマンションは
出なくてはいけなくなりましたが、
これからどこに住むにしても、誰にも制約されません。
実家に戻ってもよし、新しい土地に行くも良し。です。
どこへ行くのが良いのか、どこに行きたいか、
このところ、ずっとそればかり考えています。
タイムリミットがあるので、早く考えないといけません。
ももちゃんがいるので、私の希望だけで突っ走るのもどうか、とも思います。
これからももちゃんを育てるのに、実家の両親のバックアップがある方が良いので、
実家近くに住むのが良い、とも思うのですが、
自分の年齢を考えると、まだ、新しい世界を見てみたい、とも思い、
どうすれば良いか決めかねています。
今、一番行きたいのは東京です。
憧れて行くというのではなく、離婚した妹が姪二人と暮らしていて、
支え合って生きていきたいと思っているからです。
でも、幼いももちゃんを連れて、私が生活していけるのか・・・。
悩みますが、もっともっと悩んでから結論を出さなくてはいけません。
王さまが亡くなる前日には、王さまに、妹と協力して、
ちゃんとももちゃんを育てていくと伝え、王さまも、うん、うんと言っていましたが、
あれは、しんどかったから、うんと言っただけかも・・・。
王さまだったら、なんというでしょうか、
できれば、王さまの思いに添った生き方をしたいのですが、
何も言ってくれなかったので、答えがありません。
うーん、これからどうしようかなあ・・・。
王さまは、「自分に縛られずに、生きろ」と言ってくれましたが、
それは無理(-_-;)
ついこの間まで、一緒に、同じ場所を目指して生きていたのに。
急に突き放されても困ります。
これから私が生きていくときに、自分が足かせにならないように、
と思っての言葉でしょうが、ももちゃんがいる以上、
王さまの家とも縁が切れないし、どうしたって縛られます。
詰めが甘いんだよ、王さま・・・。
もう、私と王さまだけの問題じゃないんだよ。
いつか、私があの世に行ったとき、言ってやろうと思います。