sweet storm

今、住んでいる場所を選んだのは、王さまが若い時に住んでいたので、
私もできるだけ王さまを近くに感じたかったからだとか、
実家にいたら、田舎過ぎて仕事もないので、
最も近い都会に極力近くて、実家にも簡単に帰れる場所の
最も都会よりだったからだとか、
子どもを育てやすい環境の自治体だったからだとか、
自分とももちゃんのことしか考えずに決めたのですが、
どういう巡り合わせなのか、自分のうちのすぐ前の家の奥さんが、
どこかで見たような気がするなぁと思っていたら、
引っ越してきて半年、王さまを一緒に看取った看護士さんだということが
判明しました。
どうりで、見たことが・・・。
そして、そのとき、「うちにもお子さんと同じくらいの子どもがいるので、
本当は仕事だから泣いてはいけないのですが、涙がでました」とおっしゃっていた、
そのお子さんが、今、ももちゃんと大親友。
お互いが大好きで、時間の許されるときは、毎日遊んでいます。
幼稚園でも一緒に遊んで、家に帰っても遊ぶほど。
あまりにも仲がいいので、一緒に食事に行ったりもしています。
王さまが亡くなって、二年もたってから、
あのとき、王さまが息を引き取る前の数時間の、
私の知らないことを、教えてもらいました。
今になって、私の知らなかった王さまを知ることができるなど、
想像もしていなかったので、なんでしょう、驚きと感動です。
来るべくしてここに来たのかもしれません。

今思えば、この土地を買う時、既に売約済みだったのを、
キャンセルになり、他にも何人かが
ここを買いたいと言っていたのに、
どういう巡り合わせか、するりと手に入れることができたのです。
偶然か、何かの導きか。
王さまでしょうかね。
でも、王さまだって、あのときの看護士さんがどこに
家を建てたかなんて知らないですよね(笑)
世の中、不思議なこともあるものです。