未だ泣く
今でも、毎日泣いています。車に乗っている時、お風呂に入っている時、荷造りをしている時。最近は、何がきっかけになるかわからなくなってしまったくらい、ちょっとしたことで涙が出ます。ただ涙が出るというだけでなく、嗚咽してしまいます。今朝も数時間涙が止まらず、嗚咽しながら荷造りをしていました。泣きながらでも作業しないと、終わらないと思うからでしょう。しっかり掃除と荷造りをして、やっと終わりが見えて来ました。荷造りをしていて思ったのですが、ここを離れるのは、王さまとの思い出を手放すようで嫌でしたが、やっぱり、ここにいると、王さまがいるのが当たり前で、いないことに違和感を覚えてしまって、辛さが増すような気がします。特に、王さまがいつも座っていた場所は、ももちゃんがそこに座って、パパになった気分で得意そうにしているのがとても可愛らしいとも思いますが、ふとそこに目が行った時、とても辛くなってしまいます。気づくと、ごめんね、ごめんね。と言っていて、こんなんじゃ、王さまも浮かばれないだろうし、私にもあんまりいい環境ではないのではないかと思います。やっぱり、引っ越して、新しい気分の方がいいのかもしれません。実家にいると、王さまがそこにいたのに・・・と考えては泣くということもマンションにいるときほどではないですし。この頃は、かなり前向きになってきましたが、それでもまだまだ、王さまをもっと生かしてあげたかったと色々考えてしまいます。けれど、私は、王さまが選択した生き方の中で、自分にできることはしたつもりです。王さまのサポートは、出来る限りしてあげられたと思います。どうしても、ももちゃんのお世話で、目の届かないところもあったけれど、それでも、王さまが選んだ道を精一杯応援してきました。そう言う意味ではやりきったと言えるのですが、ただ、どうしても、王さまが選択した道だけでなく、私自身がもっと違う道に導くことができたのではないかという思いは残ります。それでも、王さまは、「自分の選んだ道。後悔はしていない」と言って旅立ちましたが、王さまの人生だからと、王さまだけに選ばせずに、私が強引にでも違う道が選べるように色々動いてあげればよかった。産後一年たつかたたないかで、自分の体調もまだ安定していなかったし、ももちゃんもまだまだ赤ちゃんで、動けなかったということもありますが、私には、王さまが死んでしまうという緊張感が無かったのかもしれません。今、何を言ったとしてもいい訳ですけど、そういう後悔がだんだん小さくなっていくことが時間が癒してくれるということなのでしょうか。もう、こんな思いを誰にもして欲しくないと思います。早く、癌が無くなって欲しいです。