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 densuke369@ Re:同様の事件・子供の「仲良し」同士に要注意!(06/20) これが、真相かもしれないですよ。でも作…
 alex99@ Re:悲しい母の日(05/14) う~~ん。 日本人の男性とか、アメリ…

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October 31, 2003
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先週末は年恒例ハロウィーンだった。とはいっても私には余り関係のないイベントであるが、実はこの日は意外にわくわくする。大抵10月31日のある手前の週末がハロウィーンとして盛り上がるのだが、今年は当日が金曜日だった為、先週は金曜土曜と大いに盛り上がった。

何をわくわくするかというとこの31日、平日であればビジネス街であるこのダウンタウンでさえも10~20人に一人は仮装をしておりその格好のままビジネスをしている人が沢山いる。ビジネスカジュアルの洋服に、蜂の羽と尻尾をつけて歩くお姉さん、フェイスペイントでねずみのようなひげをつけて歩くお兄さん、魔女の帽子をかぶったおばさん、かぼちゃ色のTシャツで攻めるおじさん、人それぞれだ。レストラン、コンビニ、銀行など接客業の場所に入れば、店員がなにか違う物を着ていて来客を楽しませてくれる。この意外な格好で働く人々を見るのが私は大好きだ。

勤務時間に外に出てピープルウォッチをするのはお昼の間の楽しみ。ちょうど銀行の預け入れの用事を頼まれたのでふらふら外に出る。

その後丁度自転車での帰宅時間、夕方が子供達の時間だ。子供達が思い思いの恐げにかわいくキメタ格好でかぼちゃランプがついている家、ハロウィーンのデコレーションをしている家のドアをノックして周りお菓子をちょっとづつ集めていく。アメリカの文化と言えども全部が全部の家がハロウィーンをやっているわけではないので、子供達は数人で探検隊となってデコレーションをしている家を楽しそうに探していく。魔女、幽霊の格好等いろいろで、今年はロードオブザリングの格好が流行っているらしく冠に大きな剣、ピーターパンのような戦闘服(?)が目立つ。

金曜日の夜は夕食をさっさか済まし、ノリノリと夜の楽しみにサウスストリートに繰り出した。サウスストリートはフィラデルフィア南東の私の家から歩いて約10分、5ブロック北にある通りで「フィラデルフィアの原宿」と日本人の観光客には説明する。ビジネス街で高級店が多い市役所近くのウォールナットストリート、マーケットストリートとは違い、この通りはぐっとぼろい。ぼろくて狭いのだが並んでいるお店はなかなかマニアックで、レゲエの神様、ボブ・マリーのグッズが沢山置いてある店、フィラデルフィアのバスケチーム76rsのエース、アイバーソンが看板になったリーボックの店、ボーイズIIメンのメンバーの一人が開いているブティック、スケボーやサーフィン、メタルロックグッズ、ボディーピアス、アンティーク、アクセサリー、タトゥー、コンドームグッズ、レコード、ライブハウスに古着屋と若者が好きそうなお店がずらっと並んでいる。

わざわざこの通りに来るのはもちろんピープルウォッチをする為だ。夜には、ゾンビの仮面をかぶり手も真っ白に塗った人、トンボめがねのサングラスをつけておしゃれなスーツを着た人、プリンセスのドレス、高校の制服、医者と看護婦の格好で登場するカップル等、もっとグロテスクまたセクシーな若者がわんさか登場する。セクシーな仮装をした女の子達が歩くと、脇にいた男の警官5人が5人とも口を開けて彼女達を目で追ったりしている。閉まったお店の前でぴくりとも動かないミイラの人。ドラキュラのマントで歩く紳士達と真っ赤なドレスの婦人達。片や、相撲取りの気ぐるみをきたお父さんとスーツを着た子供。皆、その格好で何もすることは無いのだが、せっかくの衣装を披露する為にこの通りに来てぶらぶら歩いている。栄えている場所を往復するのに10分とはかからないので、ぶらぶらする度に同じ人々と何回もすれ違う。それでも皆は帰らない。

よく見ていると仮装をして歩いているのは大体が白人なのだ。フィラデルフィア、特にサウスストリートの人口は間違いなく黒人の方が多いが、アジア人はもちろん黒人で仮装している人はほとんどいない。いろいろな背景があるだろうが、ハロウィーンはヨーロッパ系アメリカ人から来たイベントでもあるし大体仮装をする、という風習がアジア人にも黒人にもなじんでいないのだと思う。経済的にも、毎年その一年に一回のその日の為にコスチュームを買うのは高すぎる。どんなに安くても、コスチュームにすれば$20は下らないし、それでも毎年同じものを着ているわけにはいかない。何個もカボチャをくりぬいてろうそくを灯すぐらい暇があれば良いが、普通は家のハロウィーンデコレーション用のグッズも随分高い。黒人の住んでいる地域にそんなに豪勢なデコレーションをしている家は少ないが、もし白人の住居地に行けば庭、玄関、郵便受け、ありとあらゆる窓にぴかぴかのライトやカボチャの形のした空気人形、藁くずまで引いて飾り立てておりこのイベントだけでも随分と経済的な格差を感じさせる。

次の日の土曜日のお昼、車でサウスストリートを横切ろうとしたら仮装パレードが行なわれていた。サウスストリートと隣にあるベインブリッジストリートを人々がぐるぐる回った為交通マヒを起こしていたが、運良くパーキングが見つかったのでパレードを見に行く。顔に骨のペイントをした人々がパレードをし終わった後、広場でバンド演奏が始まり通りと広場は人でごった返す。皆、怖い格好を意識はしているのだけれど、バンドの演奏は見事にカントリーロックで、いい意味でも悪い意味でもアメリカ的だと思った。

→→続く→→





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Last updated  August 4, 2004 06:02:31 AM
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