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 alex99@ Re:悲しい母の日(05/14) う~~ん。 日本人の男性とか、アメリ…

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May 29, 2004
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ノリノリが新しい仕事を始めて既に4ヶ月が経とうとしている。

金曜日ほど気が楽な日はない。街に沢山人が出て綺麗な格好をして賑わい、皆がグループを組んで楽しそうに集う。アメリカでは大抵日曜日は休息日で皆教会に行ったり家族と過ごし街は閑散とするので、金曜の夜と土曜は街に繰り出して気楽に過ごすにはもってこいである。月曜の仕事のことも考えなくてよいし、一番楽しめる時間だ。ノリノリが仕事を変える前は仕事が終わる時間もほぼ一緒だったので、数ブロックしか離れていない仕事先から一緒に自転車に乗って毎日帰り、金曜日はよくいろいろな場所に立ち寄って食事をしに行ったり、映画を見に行ったりと何かと楽しい時間を過ごしていた。

金曜日を1人で過ごすようになって、もう随分慣れてはきたが街に沢山の人が楽しそうに歩いているのを見ていると途方も無く淋しく感じる時がある。

最近お腹がさらに大きくなり体が重くなって、動き回るのが辛い時が沢山ある。仕事が終わると、もう何もしないで家で寝ていたいというのが本音だ。でも金曜日になると何かしたい、としばしば思うのにそれを1人でする気力も元気もでてこない。したくても元気が出ないから結局家に帰るわけで、心が落ち込む。そしてノリノリといつも楽しんでいた時間を思い出したりして、ちょっと哀愁に浸ったりしてしまう。

職場にも友達はいるが、金曜日に働きに来る友人はおらず大体平日にランチを一緒にする。他の友達も今は結婚していたり、既に日本に帰ってしまったり他の州に引っ越してしまったりと、気軽に待ち合わせをして遊ぶような人は私の周りにはもういない。結局、お腹のゆーゆーと自分に向き合うことになってしまう。

そんな日は一応スポーツクラブに行って、水泳でもする。金曜日のスポーツクラブは当然だが、とっても空いている。帰りのバスの時間を考えてさっさと水泳を終わらせて、シャワーを浴びてジムを出ると、そんな日に限ってバスが30分以上来なかったりとかしてしまいさらにがっかりする。帰宅してパソコンに向かっても何も書きたいと思わないし、楽しいはずのパソコンもちっとも楽しくなくてうんざりしてくる。で、結局簡単にノリノリの分の食事を作って、おにゅーのベッドで横になる。

**

ぐったりしていると働いているはずのノリノリから電話があった。まだ夜の9時50分だ。

どうしたの?!と聞くと、今日は昔のオフィスのXXちゃんの送別会があってレストランの社長に「送別会にちょっとだけ顔を出してそのまま家に帰っちゃいなさいよ!」(一応他にも働いている人がいたり、メモリアルデーウィークエンドで連休になるためレストランの客が少なかったとかそういう理由で余裕があったのだが)と言われて、さっさか職場を引き上げることにしたそうだ。そして、「ね、みんみん、どっか行こうか?!」と聞いてくれた。

ぐったりしていた私はそれを聞いて一気に元気が出てきて「行くよー行く行くっ!!!」と答える。それからすぐ家を出て待ち合わせ場所に行き、サウスストリートまで足を運んだ。

サウスストリートは週末はいつも栄えていていろいろなお店があるが夜遅くだったので、6thと側のベインブリッジストリートの角にあるクレープ屋に入った。食事系の豪華なクレープも置いてあるが、二人で2種類のデザートクレープを食べる。食べながら今日一日の出来事や、あれはどうなった、これはこうなっただの仕事のいざこざなどもすっかり話して、私達はすっきりする。お店をでると、いつも歩くサウスストリートのコースを辿って古着屋で遊んだり、ライブハウスに立ち寄って今後のコンサートをチェックしたり、いつも行くカフェに掘り出し物を探しに行ったりして、歩きつかれたところで満足して家に帰った。

「実はね、電話を貰う前に『淋しい金曜日』っていう題名で淋しい日記を書いていたの。」と告白した。
ノリノリは笑って「いつも、ごめんね。」と謝る。
「いいのいいの!もう慣れちゃってたんだから。でも、今日は電話貰ってうれしかったー!」と素直に私は言う。

私達はいつもすごく素直に「愛してる!」という言葉を二人で言う。そう思うときにいつも言う。それは私の両親がとても仲が良くて、そんな二人を見て育ったからかもしれないし、ただ単に素直に育ったからかもしれない。ノリノリも最初、その言葉を言う時に躊躇っていたことがあったが一回言うようになると、言いたい時に自然にでてくるもので心と言葉がつながっている事、そして相手にもその気持ちが伝わる事が安心感と喜びを産む。日本にいた時、そんなこと言うのも結構恥ずかしいかな、と思ったときがあったけれどもアメリカに来るとI love youというのも、人前でチュッ!とキスをするのもとても普通で実際好きな人にそれができるのは変に遠慮が無くて、でもうれしくて、心から相手と一緒にいてうれしいと表現できる手段だ。そしてその気持ちをノリノリをシェアできることがうれしくて、一緒にいれて良かった、といつも感謝する。

**

今週の土曜日ノリノリは仕事だけれども、日曜日にはフォーシーズンズホテルでブランチをすることに私達は決めてみた。ノリノリから連絡が来て、予約を入れたとのこと。そのお金をどこからだせるかちょっと悩むが、ゆーゆーが生まれたらもう行けないので、折角の3連休、一日ぐらい豪華に、おいしく、デートをしよう。あのレストランは私達の一番最初のバレンタインデーを過ごした思い出の場所だ。何を着ていくかは、考え中!


*アメリカではバレンタインデーは「男性」が「女性」をもてなします。





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Last updated  May 30, 2004 08:46:35 AM
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