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テーマ:★留学生活★(629)
カテゴリ:アメリカで苦労・仕事する
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次の日大家から連絡があり「ペンキ塗り立てで開かなかったようだ、もう大丈夫だから」との連絡が来た。内心「ほんとかよーーー?!」と思っていたがもう過ぎた日は仕方がない、日本を旅立つ寸前の彼氏に「ごめんね。来たら早速一緒に引越ししよう・・・」と伝えた。スティーブは「いいよ、手伝うから、大丈夫。」と2日後もトラックを運転してくれることを約束してくれて、私はしぶしぶレンタルトラックをまた予約して引越しの予定をまた決め直した。その次の日の金曜日の夕方、彼氏が来る数時間前だ。借りたトラック代もすっかり無駄になって怒りで一杯だったがもう一度大家の事務所に行き次の日今度こそ入居するからと正式に鍵を貰った。その時に事務所のおばさんが「Good luck!」と何故か散々言った。大家も「というわけで、正式に鍵を渡すから・・・。後は電気を通すんだよ。ほらPECO Energyって会社あるだろ?Good Luck!」と話し、私は「Peco Energy」の意味もさっぱり分からないまま「ありがとう!」ととってもナイスな笑顔でその場を去ったのだった。 その夜彼氏が来ると怒りはともかく再会出来た喜びで一杯だった。International Houseでの生活にピリオドを打ち新しい生活を始めるんだと気持ちはやる気で一杯だった。彼氏がいたらもう一人じゃないもの。きっと、大丈夫。 次の日の土曜日が来ると早速スティーブが私達をピックアップしてくれてもう一度トラックレンタル屋に行ってトラックを借り、またInternationl Houseに戻って皆で荷物を積んだ。今度こそは大丈夫と信じて新しいアパートに着いた。そして最初のドアを開けた。 開いた。二階に上がる。自分の部屋のドアに鍵を入れると、鍵が回った!うれしい気持ちで一杯になってドアを開けた。 ・・・・・・。 ・・・・・・。 足元のタイル地の廊下からさっと見上げて奥の部屋を見渡した。 そこには、あるはずのカーペットが無かった。 古いカーペットはもう無かった。しかし新しいカーペットもなかった。カーペットが剥がされた形跡があって、古く真っ茶っ茶のニスも何もない禿げて曲がったたベニヤ板が広がっておりカーペットの下に隠れていたくぎ達がそこら中に床に刺さっていて、埃が一杯だった。 「・・・?」 言葉にならないまま、私は下に降りてスティーブと彼氏に相談した。土曜日は当然事務所が閉まっていて説明も何も聞くこともできず、トラックも借りているし荷物も持ってきたのでしぶしぶ私達はベニヤ板で釘だらけのその部屋に荷物を運び込むことに決めた。 →→→まだまだ続く(明日以降更新予定)→→→ →→→→またはUS Life Indexへ行ってみる→→ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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