215917 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Recent Posts

Favorite Blog

ホリエモンが 〝小… New! alex99さん

めぐすり New! k-nanaさん

「柳井 vs 前澤論争… msk222さん

アタマのカラザ A・U・Nさん
愛国、日本 パボアホイジオタさん

Comments

 densuke369@ Re:同様の事件・子供の「仲良し」同士に要注意!(06/20) これが、真相かもしれないですよ。でも作…
 alex99@ Re:悲しい母の日(05/14) う~~ん。 日本人の男性とか、アメリ…

Category

April 4, 2005
XML
カテゴリ:カテゴリなし。
今年に入ってからなぜか落ち込み気味であんまり精神的に豊かではないような生活をしているのだけれども、今頃になってようやく「これって産後のブルーってやつかなぁ」と気づくようになった。

素晴らしい妊娠生活を終え無事出産し、母子共に超健康、子供がかわいくて、華々しく2ヵ月後に職場復帰。子育てを楽しんで、ベビーシッターさんとも上手くコミュニケートして、旦那さんとの仲も上手くつながって、家族3人の時間を大切にしようと心がける。離乳食も買わずに殆んど作って、旦那さんのご飯も作って夜遅くまで起きる。仕事も質を落とさず出来る範囲で頑張る・・・

なんでこんなに必死になって働かなければいけないんだろう、と思ったりする。確かに私は仕事は辞めたくないし、楽しみたいものでもあるけれども、ゆーゆーがいてゆーゆーを育てなくてはならないのになんでこんなに必死なんだ、と考える。ノリノリも一緒だ。二人でもう少し深呼吸をして働ければいいのに、例えパートタイムにしたりしたとしてこれ以上収入が低くなったらとかそんな心配を抱えたりしてしまう。私達は人生を楽しむ為に働いているのでなくて、家賃、食費、健康保険、ガソリン代・・・そんなものを確保する為に必死で働いているのだ。

そして生活費の為に必死で働いていると、今度は時間に余裕が無くなる。掃除や洗濯に沢山時間が費やせなくなる。部屋をずっと綺麗に保つのは大変だが、汚くなると落ち込み度は増す。自分の限界が見えて、自分自身に落ち込む。家にいる間は働きたくないと自分自身に反抗して、また別に諦めて働く自分がいる。子供が可愛くてしょうがないのに、相手に仕切れなくて悲しんでいる自分が何処かにいる。

最初の数ヶ月はまだ良かったけれども時間が経っていくごとに空しさが心一杯に広がってきて何事も上手くいっていないような気分になってがっかりする。少なくとも家族全員が健康で子供も何事も無く無事に育っていてそれ自体が素晴らしい事なのだ、と自分に言い聞かせるけれども、今以上に何かを求めている自分がいて右往左往している。子供に八つ当たりはできないし、子供は自分一人で物事ができないからDemandingになるわけで、それをはいはい、と手助けしてあげながら忍耐強く耐えまくっている自分がいる。

そんな時はヘビーメタルをいつも聞いていたはずだったが、CDをゆっくり選んで楽しむ余裕が既に消えている。部屋に一人閉じこもって音楽を聴きつづけたくても、ゆーゆーを一人で放って置くわけにはいかないのだ。

では、なぜ子供が欲しかったのだろう、と思ったりもする。こんな事態になるのは分かっていたんだ。かけがえのない新しい命、毎日違う進化をしていてエネルギー一杯のベイビー。少ししかない「余裕の時間」を全て吸い取られても惜しくないような可愛さ。産まれて来るまで10ヶ月もの月日が必要で、自分と愛している人の血が入った、お金では買えない、自分のベイビー。

私が欲しかったのは自分から産まれる新しい命だったのか。
それとも愛の証だったのか。
それともただの本能?
こんな余裕のない生活が欲しかったわけじゃない。もし本能、というそれだけとしたら現在の生活スタイルと人間の本能は全く順応できないようになっているような気がする。世代を育てて生活を営むのか、お金を稼いで生活を満たしていくのか、どちらを目指したらいいのか分からなくなっている。

こんなことをつらつらと綴っても時間は過ぎていってあまり意味はない。毎日が楽しいはずなのにブルーで過ぎていくという、ただこれだけのことで時間が過ぎたらきっと、もう少し余裕を持って暮らせる日がくるのだろうとゆーゆーの笑顔を見てなんとなく信じる。彼の笑顔は私の悩んでいる時間が無駄に思えるほど無邪気で、幸せに満ち溢れている。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  April 4, 2005 09:49:49 AM
コメント(10) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X