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カテゴリ:自分でいること・欝など
簡単に、私の体の変化を記しておきたいと思う。はっきりと「欝だ…」と自覚したのはゆーゆーが10ヶ月になってからだった。それまでは少し鬱気味のときもあったが普通の心の波であり、あまり問題に感じなかった。仕事や日常生活も楽しく、活力的に過ごせたと思う。
体に生理が戻ってきたのはゆーゆーが6ヶ月を過ぎてからだ。女性の体には波があって生理や排卵の前後では随分精神状態が変わったりする。PMS(生理前症候群)という言葉を聞いたことはないだろうか。個人差はあると思うが私の場合は基本的に気分が落ち込むことが多かった。 何が起こっているかというと妊娠して出産してから、ホルモンのせいなのか、感情の揺れは以前の1.5倍ぐらい広がっているように思う。妊娠中は喜怒哀楽が昔以上に現れ、だが、全体的には「幸せ!」と思える気分が普通の精神状態だったと思う。 出産して生理が始まるようになってから、この1.5倍の感情の揺れはどちらかというと悪い方に動いた。「幸せ!」と思える精神状態のほうは薄れ、「苦しい、死にたい」という悪い方の感情の揺れは以前の1.5倍になった。PMSで現れる鬱の感情は今まで経験したことのない強さになり、毎日が、いや、その生きている一分一秒が、「助けてくれ、助けてくれ、私は生きていけない」という感情になる。 人と話さなければいけないなら楽しく話す。私の本能だ。笑って自分の欝のことを話す。でも本当に酷いときは顔が真っ青になり、隠し切れなくなる。吐き気がする。涙がじわじわ出てきて、体が何かと戦おうと必死にしていることを感じる。仕事に集中できなくて、いや考えるという行為が辛くて、人と話すことや自分が感じる「責任」の全てを拒否したくなる。それが育児だったり、家事だったりするわけだ。 薬は気分をよくするわけではない。その鬱の時の状態を少し軽くしてくれるだけで、結局鬱から抜け出せていない。飲み続けて効果が悪くなったのだろう、医者にもう一度いかなければならないようだ。 パートナーは100%私の感情を理解してくれている。職場の友達、あるいは仲の良い友達にも説明しているので、シェアはできる。でもどれだけ人に話しても、鬱から逃れられるわけではなくて一分一秒は生きていなければならない。私はイベントコーディネーターの仕事をしているので、接客の時が多い。どうしても具合が悪いと、イベントの仕事を他の子に回して人との接触は何とか回避できるが、それを回避しても結局家に帰ってゆーゆーの相手などをしなければいけない。具合が悪い時に私の感情を無視してゆーゆーが泣いたりあれやこれやとリクエストしたり、ご飯や風呂に入れてあげたりすることが本当に辛い。ゆーゆーはかわいいが、面倒を見る責任は私にある。そのプレッシャーが辛いのだ。 産後の鬱(postpartum depression)を経験した人のページによると子供が20ヶ月になるぐらいまで続いたという。ゆーゆーは14ヶ月、残り半年というところか。辛いときは一瞬一瞬が長く感じるが、気長に、自分をさらけ出していくしかないのだと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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