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カテゴリ:真黒ノ詩
孤ノ人独り
周りに笑えばまた独り 人に笑えばまた独り 此処で笑う孤ノ人は 心に笑うこと は無い 人は常にいるけれど 孤ノ人の部屋には彼一人 虚像の音しか入ってこない 此処にいるのは灰色の 刃を携え佇む子供 右に白い髑髏の頭 左に黒い烏の小羽 此処にいるのは灰色の 刃を携え佇む子供 前に白い蛇の尾と 後ろに黒い影の方 部屋に満ちた月明かり 照らして出すは 孤ノ人独り 罅に割れた紫鏡 写して飾 るは 孤ノ人独り お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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