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カテゴリ:想う事
ここに父が綴っていた1冊の大学ノートがある。
タイトルは「さあ春、出発です。希望の大行進です」と・・・仕事をしていた父はメモ魔で几帳面なのか、ほんの少しの文章ながら日々の思うことを綴っていた。ノートの数は何十冊。これが一番新しいノート。 1年前の午前10時前、父が突然倒れ、救急病院に搬送されました。病名は「脳内出血」 信じられなかった。ICUでチューブだらけの父。夢か。夢であって欲しい。家族、放心状態。 しかし、時間が経つにつれ現実に打ちのめされていった事だけは消えがたい真実。 私は長女、しっかりせねば。 ドクターの話しもよく理解できないまま、何やら書類にサインばかりしたことだけは覚えている。 オペ・・・ 親戚が集まってくる。 長い長い一日だった。 あれから1年。 3つの病院を転々とし、父は今も言葉を殆ど失ったまま、愛の無い病院で頑張っている。ほんの少し(ゼリー おもゆ)を食することが出来るようになった。 父も家族もまだまだ闘いの日々は続く・・・ そう、「希望」を忘れない自分でありたい。父がノートの続きが書けるよう願って止まない。 早春のこういう突然の病は頻度が高いそうで、老若に関わりなく襲ってくるそうです。 皆さんも気をつけて下さいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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