カテゴリ:その他
雑誌を立ち読みしていると「じゃんけん」に関するコラムがあったので読んでみると、
じゃんけんは、韓国・中国・東南アジアなどの東アジア圏でしか普及していないようだ。 ま、言われてみれば『じゃんけん』って言葉もアジア風って感じがするなぁ。 欧米やその他の世界の方でも「じゃんけん」というのは知っている人はいるそうだが、 それで何かを決めると言う事は無いようだ。 このコラムの著者の鴻上尚史さんは、 イギリスに留学していたとき、授業の課題発表の順番決めで 順番を「じゃんけん」で決めようと提案したら(その後「じゃんけん」の説明もありながら) 「決定をそんな偶然に任せたくない」 と言われたそうだ。 そう言われると確かにそうかもと言ってしまいそうだ。 順番などを決めるとき日本では「じゃんけん」は当たり前で、不満はあっても結局やっちゃうからなぁ… 欧米の文化では、なんでも議論で決めるようだ。 コラムによるとどんな些細なゲームの順番でも議論するようだ。 映画とかを観ていても当然「じゃんけん」は出てこないし、おもちゃで遊んでる子供が出てきたときもアニキが弟を言いくるめていたような感じだった。 日本では、いじわるなアニキだなと思ってしまいがちだが、欧米では当たり前なんだろう。 ある意味、物心ついたときから弱肉強食の競争社会に置かれるんだろうな。 そりゃ、強くなりますなぁ。 あんまり自分の意見の無い日本人には、少しは見習うところがあるんでは? 欧米でも何でも議論するわけではなく 「コイントス」 で決めることもある。 ま、スポーツとかではだいたいそうだな。 ここでも見方を変えると白黒はっきりつけるってことかね。 そうやって考えると『あいこ』のある「じゃんけん」ってなかなかのシステムなのでは? 多人数での勝負の時には効率もよくなるし、あいこによってかけひきの生まれる。(←この辺は個人差だな) このコラムの中では、「コイントス」のような裏表、白黒つける文化では、 言語にもそれが表れるとあった。 ひとつ例が挙げてあったが 『エレベーター』は英語の「elevate」(訳:上げる)からきているが、 これを日本語では「昇降機」と言い、 英語では「上がる」の一方向なのに対し、日本語では「昇」「降」の反対方向をひとつの言葉に入れている。 要するに欧米圏では、常に「勝つか負けるか」であって、「勝つと負ける」では無いってことなんだろう。 だから当然「勝つ」と「負ける」で「勝負」ってニュアンスも生まれないんだろうな。 このことは、英語側がフランス語やドイツ語もそうで、日本語側が中国語などらしい。 と言う事は、「じゃんけん」文化と一致しとるってことらしいな。 ふむふむ… ま、ここまでいろいろ考えてきたけど最終的に、 もし宇宙人が攻めてきて勝負しろって言われたら どんなに筋骨隆々であろうとも どんなに超知的生命体であろうとも どんなに進んだ文明をもっていようとも 「じゃんけん」なら勝てる気がする! ゆびが3本さえあれば…ね と言っても心読まれたら終わりだけどね…orz お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 6, 2005 05:14:46 AM
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