Story of my life

今日はＭの歯医者デビューの日
5歳の時にグラグラの乳歯を抜いてもらいに行った事はあったけど
今まで幸運にも虫歯が無かったため、歯医者は無縁の場所だった
ところが、この春の学校で遂に小さな虫歯が発見されてしまったのだった

とにかくこういう所が超苦手なＭ
待合室で削る音を聞いただけで耳をふさぎ、涙目になってしまった
彼の頭の中では恐ろしい痛い状況がどんどん膨れ上がって、ちょっと削るくらいなのが、いつの間にか歯の手術になってしまっていた
違うから、大丈夫だから、落ち着いて

名前が呼ばれて最初は1人で行かせてみた
だが、看護婦さんに「お母さん」とやっぱりお呼びがかかった
この歯医者は評判が良く、個室ブースに分かれていて、親が横に座る椅子もちゃんと用意されている
診察台の上で涙をためて硬直しているＭを私はなだめる
「歯医者初めてなものですから・・・」と女医さんに言うと
心得た感じで、今日は無理に治療するのは止めましょうということになった
2度と歯医者に行きたくなくなってしまうからとのこと
私も少しホッとした

診察台を倒すだけで肘を９０度に曲げて硬直状態
手鏡を持たせて歯みがき指導をしていくうちにだんだん落ち着いてきた
それから歯垢を取ったり、機械を使って空気を当てたり唾液を吸ったりして上手に慣らしていく（さすがだなと思った）
歯をピカピカに磨いてもらってフッ素を塗って終了
２０分くらいだっただろうか
Ｍも大分平常心を取り戻し、来週は大丈夫だと言ってくれた

いやはやどうなる事かと思ったけれど、なんとか次回は治療できそうで安心した
がんばってね、Ｍ