Story of my life

今日はいよいよＭの虫歯治療の本番の日
先週歯みがき指導やフッ素塗りでウォーミングアップをしておいたから、大丈夫かなと思っていた

最初は良かった
椅子に座って倒して横になっても大丈夫だった
それからレントゲンを撮ることになって一人で行って帰ってきた
順調順調
そしたら先生が麻酔をしましょうと言い出した
それを聞いてＭの様子がかわってきてしまった
ポロポロと涙がこぼれるのを手の平でこすり出す
先生や看護婦さんも少し慌て出し、私も横で麻酔をしたほうが削る時痛くないからがんばってみようと励ます
話を聞いて、本人もがんばると納得した

注射の針を刺すところに痛くないようにクリームを塗って
いよいよピストルのような形の注射が用意された
針を刺してからゆっくりと薬を入れていく
結構時間がかかる
何箇所か注射しているようだ
私は「すごいじゃん、偉い偉い」と励ましながら心配

とりあえずこの長い注射には耐えることができた
よかった(^。^;)ホッ
と思ったのもつかの間
コップで口をゆすいでいたＭが突然大声で泣き出した！
病院中にＭのわめき声が響く

私も看護婦さんもビックリ
麻酔が効いてきて、口の感覚がおかしくなってきたからパニックになったらしい
私は「落ち着いて、深呼吸して」と背中をなでながら声をかける
「口がしびれた感じなんでしょ、それでいいのよ、変な感じだけど、そうなっていれば痛くないから。しばらくすると元に戻るから大丈夫よ」
と説明すると落ち着いてきた
事前にこうなる事を説明しておくのを忘れていた

とりあえず、平常心に戻ったのを確認して治療は再開された
今度は削るのだ
またしばらく口を開けたままがんばらなくてはいけない
手鏡をもらって削る様子を確認しながら、先生に途中でいろいろと質問を挟みながら少しずつ進めていく

やっと削り終わり、今度は詰め物をする
舌を動かして治療箇所を舐めてしまうらしく、先生と看護婦さんで苦心しながら「あと少し、もうちょっと」と励ましながらどうにか治療を終わらせることができた
やったぁ！＼(^o^)／

Ｍも虫歯を取ることが出来てスッキリした笑顔になった
この経験をして、少しは自信付いたんじゃないだろうか
なんだか登竜門を一つ潜り抜けた気分だ
ああ、よかった