カテゴリ:思う事
平成18年、19年にNHKのBS特集で放映された物が再放送されていたのでビデオに撮った
幕末から大正にかけての激動の日本を世界はどのように見ていたのか 著名人が残した手記や当時の新聞記事、などから検証し、紐解いていく 8節に分かれていて、一節50分全6時間半以上の大作だ 恥ずかしながら、私は日本史が大の苦手 現代史は学校でも3学期に追い込み状態で超特急で教わった記憶があり、はっきり言って殆ど無知状態だった その私が何故今この番組に興味を持ったのかというと 息子達に何を教えれば良いかどんな教育を受けさせたら良いかをを模索してゆく中で、海外の教育に関心を持ち、海外に出て行く可能性を考えた時、やはり日本の歴史認識をしっかり持っていなければいけないだろうと思ったからだ また、現在の中国との食の問題にも一主婦としては身近な不安を感じていた 2005年の反日運動を見た時から、何故この国の人は日本をこれほど毛嫌いするのだろうかと理解できなかった それについても今回の番組を観てやっと納得する事ができた と同時に、餃子の問題についても見解をまったく新たにした 犯人が誰であろうと、反日感情をあおろうとしている意図は明確なのだから、それに乗らされる事無く友好を深めるにはどうすれば良いのかに努力するべきだと思った 1852年のペリー来航から西洋の圧力を受け、植民地支配の危機を何とか阻止しようと奔走する日本の政治家達 海外からは滑稽に見えた西洋の物まねも、認められたい一心の必死な努力だったわけだ それでも、海外では「babyhood(幼児)」と呼ばれている事実 けなげだった日本が認められるためには何が必要なのかに気が付くのにそれ程時間はかからなかった ここから武力を増強し戦争に突入していく日本 日露戦争に勝ったことは、アングロサクソンに黄色人種が勝った事を意味し、世界を驚愕させるできごとだったのだ 西洋人の植民地支配に苦しんでいたアジアの人達にとっては希望の星として期待されていたのだ しかし、日本は戦争に勝って高慢になってしまった 中国、朝鮮を我が植民地としようと企てていく 期待を裏切られた思いは強烈な怒りとなって跳ね返ってきたのだ 結果、日本は孤立し敗戦を迎える 思えばペリー来航は私が生まれる100年ちょっと前の出来事なのだ 満州鉄道に勤めていた私の祖父がリアルに満州時事変について語っていたのを思い出す 改めて激動の時代だったことを実感したと同時に、これからの子供達に近代史を学ばせる事は必須だと感じた しかも、日本側からだけの見方だけではなく、世界がどう見ていたのかも合わせて知っておかなければ意味が無い その為には、この番組は非常に分かりやすく良く出来ている サミットを控え、日本のリーダーシップ力に注目が注がれているが 世界が日本をどう見ているのか 精神的に未熟なくせに高慢だとレッテルを貼られている日本がどういう態度をするべきなのか 考えながら見てみたいと思った 日本人にとって近代史の教育は他の歴史よりと別枠で、もっと掘り下げて学ぶべき物だと思った 失敗を繰り返さないとは、戦争を2度としないという事だけではなかった 幼児と思われていた日本が成熟した大人になったと認められた時 本当の意味の充実した社会になるのだと思う お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[思う事] カテゴリの最新記事
|