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Story of my life

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2008年05月11日
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カテゴリ:思う事
クラスの中に支援が必要なお子さんがいると他の子ども達その保護者の方はどんな気持なのだろう

私は自分自身が小学5、6年の時に少し変わってるなと思う男の子(O君)がいた
今からもう30年くらい前の話だから、ADHDやアスペルガーなどの言葉すら存在しない時代だった
なかなか先生の指示した事ができない、授業の邪魔をしてしまう、そんなO君に担任の先生は苦労していたのを覚えている
クラスの中でいじめも受けていた

先生はもちろん叱る事も多かったが、O君が「先生、僕の事好き?」と聞くと、O君の手を握って「大好きだよ!」と大きな声で言っていた
O君はとても嬉しそうだった

私もO君が好きではなかったが、根は純粋で不器用な子なんじゃないかなと思っていて、クラスの皆がO君を名前で呼び捨てしていても、私だけは「Oくん」と呼んでいた
ある日、「どうして○○さんは、ぼくの事を”Oくん”って呼んでくれるの?」と聞かれた
私は返答に困って黙っていた
別に理由は無かった、ただなんとなく呼び捨てにしたくなかっただけだった

今思う
あの時、担任の先生はどんな事を思っていたのだろうか・・・
先生は私に優しかった
クラスの女の子達の中にはひいきしていると言う子もいた
先生はO君への対応を悩んでいたことだろう
どうすればクラスで孤立しないか
どうすれば仲良くやってくれるか

今、自分が支援の仕事をしていて、I君に優しい言葉をかけてくれたり助けてあげたりしてくれている子ども達を見ているとホッとする

このクラスの皆もこれからの長い人生どんな事が待っているか分からない
学生、社会人になっても、またI君のような友達に出会う事があるかもしれない
もしかしたら、将来先生になって受け持ったクラスに支援が必要な子どもがいるかもしれない
いやいや、我が子が非常に個性的だったりするかもしれない
(私がそうだったように(笑))

別にADHDやASやなどに限らない、高齢者が増える日本でちょっと認知症が入っていたり、車椅子だったり皆と同じようなスピードで動けない人達は多いではないか
そんな人達にこれからの子ども達はどう対応できるようになって欲しいか

海外ではハンデのある人達に暖かいと感じる
宗教の違いもあるのかもしれないが、心の豊かさを感じる
将来を担う子ども達には優しい心を持ち続けて欲しいと思う

その為には、学校の教育で指示通りにできない子をダメだと叱るのはどんなものだろうか
皆より出来ない事が少し多いだけ
出来るようになるのが少し遅いだけ
そういう子も中にはいるんだと、周りの子も理解できる環境作りが大切ではないかなと思う

できない事をがんばってやってみる事を評価する
目標を達成できない人をだめだと叱るのではなく、達成できる人もいるしできない人もいていいのだ、努力した事を評価する
うまく言えないけれど、考え方の転換が必要な気がする

しかし、一方で思う
歯を食いしばって、涙を流しながらがんばってみる
できないと思った事ができた
すばらしい!
これも確かに大切な事なのかもしれない
社会に出れば辛い事にも耐えて耐えてやらなければいけない事が多い?
「がまん」というを叩き込んでおかなければ日本の将来は逆に危うくなってしまうのか?

ふらふらと私の考えは揺れている・・・





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最終更新日  2008年05月11日 10時34分46秒
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