Story of my life

Ｋが眼鏡をかけることになった
1年生の視力検査で初めてこんなに悪い事を知り、眼科に行った
それから1年
毎晩寝る前に目薬を指し、様子を見てきたが、結局回復は見込まれそうもない
0.2と0.3
2年生の視力検査でも引っかかった
先生も「眼鏡作ろうか」と話し出した
ところが、Ｋは嫌がる
学校で友達に「メガネザル」とか言われたらいやだと言う
う～む

さて、処方箋は書いてもらったが、作ってみて全然使わないのももったいない
それから1ヶ月程して、とりあえず眼鏡屋さんに行ってみることにした

お店の片隅に子ども用の眼鏡コーナーがあったが、色が3色形が2種くらいで思ったより種類は多くなかった
でも、それが良かったかもしれない
Ｋはいくつかかけてみて、鏡の前に立つ
その時、Ｋの後姿に小さな変化を感じ取った
「おぉ？！意外とかっこいいかも」
そんな感じで、Ｋが鏡に映った自分をまじまじと見ている

こうなれば、こっちのものだ！
「かっこいいじゃん！似合ってるよ！」の連発攻撃で暗示をかけるがごとくその気にさせる
そういえば、Ｋはのりやすいタイプだった
すっかり気に入ってしまって、次回来た時に購入する事にした

そんな訳で、お気に入りの眼鏡をゲットしたＫ
眼鏡ケースも好きな青色にしたから上機嫌
家でかけてみると思いのほか良く見えたようだ
もちろん、「いいじゃん、かっこい～」の声かけは忘れない

早速次の日、学校に持って行くと言う
授業中だけかければよい
ちょっぴり心配だけど、言われても大丈夫だと自信も付いた様だ

その日帰宅して、「どうだった？」と聞いてみる
隣の○○ちゃんや○○君が「かっこいい」って言ってくれたそうだ
良かった

黒板もスッキリと良く見えて、使ってみればこんなに良い物かと思ったようだ
それ以来、毎日しっかりとランドセルに入れて持って行っているＫ

今日の将棋大会でも眼鏡をかけてがんばると言っている
何か、勝負に勝てるおまじないか験担ぎみたいだ

兄であるＭもちょっぴり羨ましく思ったみたいで、俺も眼鏡作ろうかなぁと言い出した
確かにＭも3年生から視力が下がり出し、両目とも0.5くらい
まだ眼科の先生からは眼鏡指示は出ていないけれど、眼鏡になる日も遠くないだろう

両親ともコンタクトだから仕方ないね
でも、とりあえず眼鏡嫌いにはならずに済んだみたいでホッとした(^。^;)