カテゴリ:子ども達のこと
復職して2週間が過ぎ、おかげさまで順調です。
次男は後期実習を終えて、あとは本社面接を残すのみ。
めどがついているのかいないのか、あまり考えても仕方がないので成り行きに任せることとして・・・
乗り越えなくてはならない壁?山?
もう解禁になってしまった、2013年春卒業予定の大学生らに対する企業の採用活動。
ADHDという生きにくさを持った長男が、大学に行けたからといって就職も出来るわけではありません。
長男が大学3年になった頃から、まず自分の特性を知ってもらうための本をさりげなく読ませ、発達障害を持っている人のための就活についての本も私が買って先に読んでいたので、それも夏ごろ渡しました。
学校から帰ってきては、疲れたと言い、バイトを辞めてからはかなり基礎体力も落ちている様子。
相変わらず、へんな時間に昼寝や夕寝などをして深夜お風呂に入ったり。
その辺の生活習慣から改善して欲しいのですが、なかなか話が通じません。
ヘアスタイルは月に1回くらいは1000円カットに行く次男に対し、長男は3ヶ月に一度くらい・・・ 髪質が硬いので、伸びてくるとひどいクセになりますが「いいんだよ!」と身だしなみに気を配ることをオレはそんなの気にしないんだと聴く耳をもちません。 洋服も、次の日も同じ長袖Tシャツを着ていったり、動きやすいズボンを毎日はいています。
長男に「こうしたらいい」と思われることをすすめることは容易ではありません。 本人に「その必要がある」と認識してもらわないといけないのです。
今まで長男がぶつかってきた壁は、勉強でなくコミュニケーションです。
不登校を乗り越えて高校でも本人なりに頑張り、進学するに当たって学校推薦をいただき、面接のみで合格。 奨学金を受けて大学に通うことになること、家計が厳しいため通学費とお小遣いは自分でまかなうことを約束して入学しました。
アルバイト先でもまじめにやっていたと思います。 辞めたのはここにUPしたかどうか忘れましたが、店長と合わなかったため。 「人が足りないときに限って、仕事を増やしてくる」 講義が長くなり、遅れそうで電話を入れたら「何時になってもいいから来い!」と怒鳴られる。 ほとんど有休もとらずにやっていた長男にとっては店長のやり方が許せなかったんだと思います。 それまでも、一度辞めたいと言っていて、そのときはなんとか気持ちをそらして頑張るよう励ましました。 今年に入ってからは疲れも見えるようになり、就活を控えているし、今まで一生懸命頑張ってきたのだから、一度辞めて休んだら?と私は長男に言いました。 そこから長男は糸が切れた凧のようにだらだらとした生活になってしまいました。
大学で就職ガイダンスの時間もあるらしいですが、まったく切迫感のようなものがなくて、学校で疲れた→家でくつろぐ(ゲームなどして)→寝る
少しうるさく言うと、何でオレばっかり!!
就職セミナーにも参加してきましたが、先週の土曜日初めてスーツで参加すると言うので少し前から、「黒のソックス出しておきなさい」と話していたのに当日の朝白地のソックスをはいてます。 黒じゃないとと言うと、「聞いてない」の一点張り。 友だちと待ち合わせして行くのに、バスの時間5分前になっても普段のベルトがスーツに通らなくてイライラしています。 見かねて、ベルトのある場所を教え(長男の部屋なんです)、駅まで車で送って行こうか?と言うと
「そういうことは早く言ってくれない?!」
キレかかってます・・・
それでも、出かける前に嫌な気持ちにさせてはいけないとぐっとこらえて駅まで送る途中
「交通費2000円って言ったよね」
そう、言われてました。 でも朝のバタバタを見て送って行くとなった時点で私が失念。
「悪いけど、友達に借りておいて」と言うと(免許しか持って出ていない)
「はあ?何それ」
駅に着いて長男は降りぎわに「どうもありがとうございました」←悪意のこもった言い方・・・
「気の回らないお母さんですみませんね」とこちらもいやみを返すと
「いいよ、知ってるから。」
何をーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
もう、疲れるし、良かれと思って言ったりやったりしたことは本人にとって別になんとも思ってないしで。
朝からのやりとりを一部始終見ていた次男の待つ家に帰って「お願い!あの子どーにかしてーーーーー」と泣きつくと
次男は一言、
「無理」
大人げないですが、土曜日以降、普通に長男と話せません・・・ どうアプローチすればいいのかさっぱり見当がつかないし、かといって身の丈に合わない職業に就いて挫折して引きこもったらどうしようと思ってしまいます。
挫折して、気づけばいいんでしょうか。
私が自分の発達障害に気づいたのは、新卒のとき希望していない職種で配属され、挫折し・・・子どもを授かって子どもの発達障害に気づいて「複雑挫折」してからですよ、ADHDなんだ 私もって。
次男は高校に入るときから卒業したら就職、と叩き込まれてきました。 家事の手伝いも次男はかなりやってくれます。
次男にとって長男は、いてくれるだけで頼りになる兄です。
ハハも頼りにしている二人です。
社会人になるのは平成25年4月。 それまで少しずつ長男が自分自身に向き合ってもらう時間を一緒に作り、相談できるところは最大限に活用し、本人に何が向いているのか、どうしたら社会でやっていけるのかを考えていこうと思っています。
くじけそうですけど、なんとか。 がんばれ私!
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