いっぽいっぽ

まだ考えもまとまっていないけれど、

きちんと調べてもいないけれど、

ここはそのとき思ったことを書き残す場でもあるので

書いておこうかなと思います。

タイトル・・・

子ども達がほぼ私の手から離れて行って

見えるようになってきたことがある気がします。

まずは、子どもを持つということに関して

国はいろいろな支援として

高校無償化を導入したり、

幼稚園の無償化を考えていたりしています。

医療費も負担が減りましたよね。

子どもを育てやすくするための政策かもしれないけれど、

専業主婦のママさんが減っているのに

預ける場所が無い状態で

二人目、とか考えてしまうだろうなあと。

発達障害が世間で知られるようになって

２０年前よりははるかに

本人や保護者へのサポートも増えて。

でも、私が子どものころは

クラスに必ずひとりふたりいた

なかなか授業についていけない子や

ちょっとキレやすい子や

いじめをしてしまう子

でも、クラスがその子を受け入れていて

フォローしてあげたり、

「まあ、いっか」と

流してあげる余裕があった、ような気がする。

そしてなにより、学校の現場が

そういう子を「排除」していなかった、と思う。

小学校の先生が女性ばかりになっていったのは

いつごろからなのでしょうか。

長男が入学して、ほとんどが

女性教諭ばかりで、

結局長男も次男も小学校時代は

卒業するまで担任は女性教諭でした。

「～じゃないと、困ります」

何度そう連絡帳に書かれたり、電話がかかってきたことか。

そりゃあ、みんな同じなら

『管理する』側は楽でしょう。

でも、学校って子どもを管理するところではないはず。

私が小学校の三年と五年の時の男性教諭は

放課後、テストの採点をしながら（私たちもその答案をみながら）

机の周りの私たちとの会話を楽しんでくれたり、

いろいろな作業を放課後子どもを残して

一緒にやったり。

うちの子ども達はそんな思い出、ないよなあ・・・

ケンカや仲間はずれや

女子のグループがくっついたり離れたり

そんなことはたくさんあったけれど、

学校に来れなくなる子は

いなかった。

私が育ったところが田舎だったからかもしれませんが、

小学校は一学年６クラスの大規模校でしたから、

それなりに運営も大変だったはずなんじゃないかと

異質なものを排除する傾向がある学校。

それは子ども達にも自然と意識を植え付けていき

「あの子ちょっと違う」と

はじいていくんじゃないかな・・って

思うのです。

ゆとり教育世代、マニュアル世代、

いろいろあるけれど

子ども自らがそうなっていくはずはなく

オトナが作っています。

昔みたいに、

暗くなるまでどこかで遊んでいる、ことができなくなった今、

少し限られた子どもの世界で

足りない経験を積ませてあげるための

体験や教育が必要なんじゃないかなあと

思うのです。

ベネズエラの『エル・システマ』※１とまでは言わないけれど、 

子ども達の下地を豊かにしていく何かを考えたほうが

後々子どもを持ちたいという気持ちになっていくような

そんな気がしています。

そして、子育て中には

なかなか見えていなかった、そんな

今の思いです。

偏った考え方かもしれませんし、勉強不足のままの

つれづれですので、あまり気に掛けられませぬよう（大汗；）

※１エル・システマ

ベネズエラで行われている公的融資による音楽教育プログラムの有志組織（ウィキペディアより）