半熟卵がとろ~りの春巻き
チュニジア料理の人気の前菜、ブリック。大きな春巻きみたいなもので、中にツナ、じゃがいも、卵が入っている。この卵が半熟ってところが、ミソ。カリカリの皮の中から卵に黄身がトロッって出てくるの。美味しいです、本当に。私がはじめて食べたのは夫の友人宅でだった。絶対フランス料理じゃないと思っていたけど、その時はどこの国の料理なのか、彼女のオリジナルレシピなのか分からなかった。その後、アフリカ料理を食べる機会があって、このブリックと感動の再会♪フランスではこのブリックの皮が10枚入りでスーパーで売られている。日本の春巻きの皮よりはちょっと薄く、大きさはもっと大きく、形は円形をしている。米粉でできている生春巻きの皮より値段が安いので、家で春巻きを作りたい時はブリックの皮を使っている。急に思い立って今日はこのブリックを作ったんだけど、中身はツナなし。そのかわりにチーズを入れた。マッシュポテトとチーズと卵ね。生卵を包んで揚げるって作業がとっても難しそうだったので、本当に出来るかな?と不安だった。1個目は皮に穴が開いていて、持ち上げたら卵が出てしまった。あわててお皿に戻して、もう一枚皮を用意した。重ねて2枚にして、揚げる。何とか油の中に卵が流れでずに揚がった。2個目、今度は卵を割る時に黄身がつぶれてしまった。ガーン・・。何もしなくても、コレじゃあ流れ出ちゃう。どうしようもないので、無理やり油の中へ放り込んだ。箸で皮を押さえて、卵が出ないように・・。形がくずれてしまったけど、何とか出来上がり。具はひき肉を炒めたものと卵の組み合わせもあるみたい。お餅とか入れても美味しそうだな。チュニジア人に怒られそうだけどね~。前菜のわりにはボリュームがあるので、私はかなりお腹がいっぱいになった。今日のメインはズッキーニ、にんじん、マッシュルームの天ぷらだったけど、どちらがメインかわからない感じだったな。