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カテゴリ:人工呼吸器
先週パパは誤嚥性肺炎になり入院しました。
ベッドが変わりなかなか落ち着かないパパは三日目の午後には安定してきて、私も安心してお任せして帰ることができました。 まず肺炎を治し安定したら胃ろうを造る話になりました。 救急車で運ばれるときは訪看さんもケアマネさんも私も人工呼吸器の装着を覚悟していたので訪看さんとひとまず良かったねと・・・・ 往診の時には肺炎とはわかっていなかったので、NIPの不具合,限界で人工呼吸器装着の決断を迫られていました。 入院後、少しずつ安定してきた三日目の夜間に急変しました。 三日間くらいしっかりと眠れていなかったパパは睡眠導入剤を希望し、私が帰る前に注射か錠剤のどちらが良いか看護師から聞かれました パパは注射を希望しました。 錠剤より効き目が強いので量を調整して投与すると言われ、私は帰宅。 朝、突然の医師からの連絡にびっくりしました。 それでも眠れなかったパパは錠剤も希望したらしく、看護師が医師の承諾を得て服薬し呼吸状態が急激に悪化したそうです。 そして一晩中、看護師さんが付き添われ肺マッサージをされていたそうです。 ひとりの看護士さんが申し訳なさそうに昨夜の様子を説明してくれました。 約35キロのパパには効きすぎました。ずっと意識がもうろうとして呼吸が一生懸命に吸うばかりではけず血ガスが53%から倍になってしまいました。 肺もより白くなりとても危険な状態で限界がきていると医師から告げられました。 私はたった一人 心細かった そしてパパの命を私が決めて良いのか・・・ パパはこの夏、息子と家族旅行に行き、思い出を作って秋に人工呼吸器装着の決意をしていました。 家族というものに縁遠かったパパが愛する息子のために・・・ 苦しむパパと呼吸介助を続ける私。 パパは諦めようとはしませんでした。 医師から「なんでがんばってるの。がんばる意味なんて何もない。呼吸器の先生もなんで早く挿管して人工呼吸器つけないのって言ってるよ。」と言われ、私は傷つきました。 私は、ひとりでした。くやしかった。 小学生の息子と声なしに意思の伝達するのは困難でしょう。とくにうちの息子の場合・・・ ずっと声がでなくなるのは嫌だといい続けた息子の顔が浮かぶ。それに応えてがんばる事を諦めないパパがそこにいる。 もう一度、パパの前でちゃんと説明してあげてもらうように医師にお願いしました。 自分で納得して人工呼吸器を装着して欲しかったから 苦しみながら生きていて欲しいと泣く私の顔を心配そうに見たパパの目を今も忘れられません。 私達はずっと一緒 これからも・・・ずっと 挿管をする前に息子の顔を見たいと言いました。 急いで連絡し、学校帰りの息子を連れてきてもらいました。 息子の顔を見る時、大きな目を見開きそして挿管。 挿看は薬で眠っていました。挿管の際に下前歯2本が抜け,折れてしまいました。 息子はパパを見るとすぐに私に抱きつき顔をかくしました。怖かったようです。 次の日、パパは半分目が覚め半分寝ているような状態でした。 薬をすこしずつ注入しているからです。 ぐらぐらの歯が2本あり、抜歯すると医師から言われるとパパは激しく拒絶しました。 私が説得し私がいるならと承諾してくれました。 容態が急変する日の朝にパパから「夜、お前がいないとダメ!」と文字盤で話してくれました。 今から思うと心細かったのでしょう。私は息子がいるので夜は家に帰っていました。とても悔やみました。 だから抜歯の時も私にいてほしかったのでしょう。 もう挿管したまま4日間がすぎ、パパは口から喉に早く変えてほしいと言っています。 呼吸状態は良いのですが、あの状態は辛そうです。 お茶が飲みたいと何度も言い、時には薬の影響で子どもに戻ったり、自分も私の事も憶えていなかったりします。 パパがパパでないように感じます。 近正の水曜日に手術の説明があり、木曜日に手術です。 どうか祈ってやって下さい。 私は、今までブログに詳しく書いたりするのを恐れていました。 パパががんばった証として 私達にとっては頑張った事に意味があったのだと忘れないために記すことにしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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