～山形マンガ少年～ 第三部 『熱い夏の日』
●雑感その４ 元ＣＯＭ編集部のＮさん
第９２５回 ２００７年５月１９日
それは第二部「旅立ちの歌」の後半を書いているときでした。
「ＣＯＭ」に関する参考資料が必要になってきました。
そこでみのり書房の「ＯＵＴ」などの「ＣＯＭ特集」を見ていると、元ＣＯＭ編集部のＮさんの名前を発見しました。
私はその方の氏名をインターネット検索「グーグル」で調べると、Ｎさんのホームページに出合うことができました。
早速、Ｎさんのホームページにあったメールアドレスに、調査資料の用件とこの「山形マンガ少年シリーズ」の公式ホームページをお知らせしました。
Ｎさんからお返事をいただき、手塚治虫先生についてのこぼれ話が書かれていました。びっくりしたのは、１９７０年に私たちが手塚先生と山形の八文字屋書店であった後に、Ｎさんは手塚先生のお供として東京からやってきたのでした。
手塚先生が「トキワ荘物語」と「アポロの歌」を山形の旅館で描いたことをＮさんにメールで伝えると、Ｎさんもそのことを思い出してくれたのでした。
翌日には秋田に向かったことも。
あのときの私の記憶が夢でなかったことが証明されたようで、ひとりでうれしがってしまうのでした。
山形や秋田に行かれた様子を、Ｎさんの情報をもとに小説の参考にさせていただくことに許可もいただきました。
それからしばらく月日が経ち、思い出したように私はＮさんにメールを送信しましたが、メールは発信先を失って届かないようでした。
いったいＮさんはどうしたのでしょうか。
お元気でお過ごしであればいいのですが。
そして私の拙い小説を読んでくださっていればうれしいのですが……。
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（文中の敬称を略させていただきました）
～山形マンガ少年～ 第三部『熱い夏の日』
●雑感その４ 元ＣＯＭ編集部のＮさん
