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カテゴリ:気付き
映画「力道山」にみるイジメとリンチ 金属疲労の大相撲界 第975回 2007年10月10日 相撲界は揺れに揺れている。 大相撲の八百長事件から外国人横綱朝青龍の一連のスキャンダル、そして時津風部屋の力士死亡事件と、どの問題も今までタブーとされていた鎖国的「国技」への社会的メスが入れられた。 朝青龍の行動と高砂親方の確執などを見ていると、ひとりの力士が浮かんできた。 それは戦中戦後活躍した関脇「力道山」だ。 戦火に燃えた国技館を再建するために寄付を集めに多大なる力をみせ、丁髷姿に革ジャンでオートバイを乗り回す「ハイカラ力士」だった。 日本植民地統治下の朝鮮半島の相撲のチャンピオンは長崎県大村村の百田家の養子となり、日本人「百田光浩」となり、二所ノ関部屋に入門し1940年に初土俵を踏む。 母国の山「力道山」から四股名をとる。 実力者でありながら朝鮮人だから、大関や横綱にはなれないという協会からの暗黙のルールに悩み、ついに髷を切る。 国技は既に戦中から戦後にかけてインターナショナルなプロフェッショナル格闘技「大相撲」の草分けとして存在していたことを、この力道山の問題から見え隠れしている。 この「力道山」が2004年に韓国と北朝鮮で映画化され、日本では2006年に韓国ソン・ヘソン監督「力道山」が公開された。 この映画の冒頭には部屋での兄弟弟子による力道山へのリンチが度々描かれている。 布団の中や日常生活でのリンチといじめ、そして練習中でのシゴキを超えたいじめとリンチが続く。 しかし、それに負けないで力道山はプロとしての知恵と非凡な能力を使い、親方や兄弟弟子を超えてタニマチ(部屋のスポンサー)を見方にしてしまう。 今回の一連の事件やスキャンダルは国際化する大相撲の過渡期における「金属疲労」であってほしい。 そして旧態依然の体質を変えて、インターナショナル・プロフェッショナル格闘技「大相撲」と大発展を遂げてもらいたいものである。 2007年 10月10日 水曜 記 (文中の敬称を略させていただきました) 映画「力道山」にみるイジメとリンチ 金属疲労の大相撲界 「山形マンガ少年」まとめてご覧いただけます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月10日 23時18分13秒
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