描けるじゃないですか!?
劇作家 相澤嘉久治の復活
2009年8月16日
相澤嘉久治の本職は劇作家と演出家だった
10年前あたりから相澤嘉久治さんは
「芝居を書きたい。
できることなら左右田一平の劇で沖縄平和運動の父・阿波根昌鴻(あはごん しょうこう)氏の生き方を描きたい」
と、語っていました。
ここ5年間は毎月2回ぐらいグループホーム結いのきに通って、ご自身が編集する「素晴らしい山形」での「結いのき物語」という誌上対談を先の3年間行い、残りの2年間はご自分の再生を求めるように、私や結いのきのメンバーに語りかけをしていました。
私は古希を過ぎてからは、本来の劇作家として作品を残してほしいものだと、よく言っていました。
しかし、予想に反して「メディア帝国の恐怖と貧困-マスコミの集中排除運動と早坂茂三」を出版します。
相澤さんの活動の原点である早稲田大学「民主主義科学者協会早大班」の仲間たちとの闘いのを描き、そして「マスコミの集中排除運動の記録」の検証を行う書籍として価値のある仕事をされたのでした。
そして1年前あたりになると「人間の良心 元憲兵 土屋芳雄の悔悟」花烏賊康繁 (はないか・やすしげ)編著を原作にひとり芝居を書くという。
「よし、いよいよ動いたか!」
と、うれしさがこみあげると共に不安も起こった。
何十年と書いていないのに、劇作家としての感や実力は健在なのだろうかと。
最後のシーンに結いのきを入れたいのでいろいろ話を聞かせてくれと、何回も結いのきを訪れては認知症や高齢者特有の症状を学ぶ相澤さんだった。
この芝居のモデルになった土屋芳雄さんのこと扱った書籍やテレビ、そして舞台は過去にもあった。
日中戦争での残酷な話だけに扱い方も難しい。
土屋さんご自信を知っている人も多い。
それだけにどう相澤芝居に料理するのかが注目だった。
5月20日には東京前進座で幕が開き、それから仙台、山形、新庄他で既に公演は終わっている。
私は山形で観劇した。
そしてびっくりした。
あまりに完成度が高い芝居だったからである。
たいへん感動した。
元憲兵土屋芳雄さんの生涯を描いてるだけではなく、侵略戦争の残忍さによる反戦平和を見事に描いてある。
観戦した仲間たちがこの芝居をぜひ再演しようとなったのです。
この芝居はぜひ多くのみなさんにご覧いただきたいものです。
正直、私は脚本・演出の相澤さんを知らない世代です。
でも、正真正銘 相澤嘉久治さんの本職は劇作家と演出家だったのです。
8月26日(水)午後6時会場 6時30分開演です。
山形県米沢市 伝国の杜(上杉神社) 入場料2000円
宿泊ご希望の方はお知らせください。ホテルか温泉旅館をご紹介します。
現在、伝国の杜では「天地人博」も開催中です。
観光を兼ねてぜひ歴史の街米沢においでください。
ご希望の方は
NPO 結いのき まで
info@yuinoki.or.jp
<問>090-5358-7232(松本)
伝国の杜
http://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/pdf/hall_saiji/hall0908.pdf
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グループリビング「COCO結いのき・花沢」のホームページ
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