|
カテゴリ:カテゴリ未分類
こんにちは、7けんです。お元気ですか?
家庭ユートピアクラブでは、「家庭」は「幸せの基礎」だと考えています。 しかし、「家庭」というところは、じつに、いろいろな問題が起こる場所ですよね。 会社でもさまざまな問題が起こりますけれども、家庭だって、負けていません。 病気の看病は家庭です。子育てだって大変です。 老人の介護もあります。 人間関係だって、会社のように人事異動がありませんから大変です。 家庭の人事異動が、「別居」とか「単身赴任」でしょうか? 家庭の転職が、「離婚」でしょうか? 人事異動よりも「別居」のほうが大変だし、転職よりも「離婚」のほうが大変だと思 います。 そんな家庭を30年~50年以上、営んでいくことは、自分の魂を成長させるには、とて も良い、場所だと思います。 Mリンという女性がいます。 Mリンは、人の良い、明るい女性です。 彼女は、小さい頃、しつけの厳しい家に育ちました。お父さんはとても、怖かったそ うです。 そこで、Mリンは、「自分が結婚する人は、お父さんのように怖い人と反対の、やさ しい人と結婚しよう」と決めました。 それで、優しい人と結婚しました。 女の子が一人生まれました。 Mリンは、「家庭のことは完璧にするぞ!」と燃えました。 掃除もお料理も仕事も手を抜く事なく、頑張りました。 そうしたら、必ず幸せになれる…と信じていたのです。 ところが、夫はきっちりした妻のもとで、どんどんわがままになっていきました。 そして、浮気をしました。 優しい夫は、Mリンにだけやさしい人ではありませんでした。別の女性にもやさし かったのです。 夫は家に帰らなくなりました。 娘さんが小学校1年生の時に、離婚になりました。 離婚して、夫が、家を出て、浮気相手の女の人と暮らすときの、引越しの荷造りを、 Mリンと娘さんは、手伝いました。 そして、夫は出て行きました。 Mリンは、一人で、娘さんを育てました。 娘さんが20才の時、私の主催するセミナーを受講しました。 それで、そのセミナーの後、両親が離婚してから一度も会った事がなかったお父さん を、娘さんは捜しまわりました。 ついに見つけ出して、会いました。 6才の時に別れて、今、20才ですから、すごく変わっていたと思います。 会って、娘さんはお父さんに伝えました。 「お父さんのこと好きです」…と。 「お父さんのことを恨んだこともあったけれど、今はお父さんのこと好きだよ。その ことを伝えておきたかったの」 …それだけ言って、分かれました。 お父さんには、新しい家庭があって、子どもも2人いました。 それから、また、何年もたって、(10年近くたったようです) 元夫からMリンに連絡がありました。 「6年ほど前に、新しい妻とも別れたんだ。別れる時、お互いに罵り合って、怒鳴り あって、ものを投げ合って、地獄のようだった。 その経験をしてみて、お前がどれほどすばらしい人であったかが解ったよ。 自分が、浮気相手のところに出て行く時、荷造りをしてくれたね。 本当にごめんなさい。 また、娘が、私を捜しだしてくれて、会いに来てくれて、本当にうれしかった。 小学校1年生からまったく会ってもいない、ひどい父親だのに、娘は、 『お父さんのこと好きです』 …と言ってくれた! あなたはひとりで、立派に娘を育ててくれた。 その娘の言葉を励みにして、今日まで生きて来れたんだ。 6年前に離婚してから、反省して、こつこつお金を貯めて、中古住宅も買ったんだ。 それで、やっと、会ってあやまる資格ができたと思って、こうして、あやまりに来た んだ」 …そういいました。 Mリンはそれを全部受け取りました。 そして、Mリンは、その夫を全く責める事無く、「また、一緒に暮らそうか?いろい ろあるけれども、助け合って行こう」 と言ったのです! 今、一緒に暮らし出して1年が過ぎました。 そして、今、夫が浮気相手の女性との間につくった、子供の学費を出してやるため に、Mリンは、仕事を増やして働いています。 昨日、Mリンは、私に言いました。 「逆境もいいもんですね。そのおかげで、夫といろいろな話が出来ました」 「ばか」がつくほど人がいいMリンだと思います。 この日本では、あまり評価されないかも知れません。 でも、Mリンが、将来、あの世に帰ったときには、絶対天国に行くと思うなぁ。 「家庭ユートピア」をいくらつくっても、世の中では、あまり評価されないかも知れ ません。 ブランド物の服やかばんや時計や宝石で身を飾ったほうが、よほど輝いて目立つかも 知れません。 ところが、神様の目で見たら、「家庭ユートピア」の家からは、光の柱が天にむかっ てまっすぐに伸びているそうですよ。 「Mリンの家庭」は神様に愛されている家庭のように思います。 神様に愛されるような家庭を、ひとつ、またひとつ…とつくっていきたいと思いま す。 私は、そのために生まれてきたのだと確信しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|