|
カテゴリ:カテゴリ未分類
こんにちは、7けんです。お元気ですか?
●蝶になれないサナギ● 今回は「もがく」からこそサナギは蝶になる・・・という話を紹介します。 ・・・新しいことを手に入れ、マスターするには、もがくという作業が重要になる。 「蝶になれないサナギの話」だ。 サナギというのは、蝶々の子供のサナギ。 あるところに一匹のサナギがいた。 男の子が歩いてきて、そのサナギを見つけた。 あっ、サナギだ、と思って見ていたら、そのサナギは殻を破って外に出ようとしてい た。 蝶になる過程だった。 男の子は興味を持って、そのサナギを見ていた。 十分、二十分、ずっとそのサナギを見ていた。 でも、サナギはなかなか出てこない。 殻が固いのか、一生懸命もがいているのに、一時間たっても出てはこられなかった。 男の子は、サナギがかわいそうになった。 そして、カバンの中にあったハサミを持ち出して、外へ出られるように、サナギの殻 を切ってあげた。 すると、いともたやすく、蝶は中から出てくることができた。 でも、何か変だった。 蝶であるはずなのに、羽はぐちゃぐちゃで縮んでいて、胴体は膨れ上がって大きく て、 いってみればもう蝶ですらなかったのだ。 羽は小さい。 胴体はでかい。 飛ぶこともできない。 結局、その蝶になれなかったサナギは、もぞもぞと歩いてその場を去ってしまった。 男の子は、その蝶を助けたかった。 そのためにハサミで殻を切ってあげた。 だが、蝶にとっては助けてもらったことにはならなかった。 一生、飛ぶことのできない体になってしまったからだ。 蝶は殻から出るときに、もがくことで飛べるという。 胴体にある養分を羽根に持っていき、羽根を成長させるというプロセスが必要なの だ。 それを男の子に奪われてしまった。 殻の中でもがいていて、胴体を小さくして、羽根を大きく広げて、初めて飛べるよう になるというのに。 「もがく」という過程はとても苦しい。 でも、同時に一番大切な作業でもある。 苦しいからやめる、というのではなくて、あきらめないでやってほしい・・・ どんな努力もムダにはなりません。 道は拓ける! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|