・・・そして、今思うこと

　２３ｗ３ｄ

　先日、料理教室で調度同じ頃の予定日の妊婦さんと一緒になりました。
　ご自分から『今妊娠しているんです』と先生に言っていたりして、
　「幸せな普通の妊婦さんなんだな～。」なんて思いつつ、洗い物をしている時に
　「今何ヶ月ですか？私、今６ヶ月なんです。」って声をかけてみました。

　そこで通っている病院とかの話になり…。
　「私２回流産していて、今回も薬いっぱい飲んいるんで埼玉医科大まで通っているんですよ。」と言ったら、
　「私も１度流産した後、なかなかできなくて、流産防止に最近まで薬飲んでたんですよ。」
　という話になりました。
　やっぱり、聞いてみないと外見からじゃ（当たり前だけど）わからないな～と思いました。


　自分達で作った料理を食べている時、独身の方に
　「初めてのお子さんですか？」と聞かれて、


　　　初めてか…。←けやきさんココロの声。


　「２回流産しているんで、初めてといえば初めてなんですけどね(^^)。」
　と言ったら、
　「ごめんなさい。」と謝られてしまいました。

　そういうつもりで言ったわけじゃないんだけど…。
　私の中では流産した事や治療をしながら妊娠を維持している事は特に隠す事ではないと思っている（むしろ人に言えるようになったという事で自分の気持ちの整理ができていると認識できるのでいい事だと思っている）し、
　上記のように自分から話すことで「実は私もね…。」という話が聞けたりするのですが、巷ではやっぱり『触れてはいけない事』になっているんだな～と痛感しました。

　やっぱり、言っちゃいけない事なんだろうか。。。


　ついでといったら何ですが…。

　母子手帳を貰う時の記載事項に『妊娠の回数』っていう欄があったんです。←皆さんはありましたか？
　『出産の回数』というんではなくて『妊娠の回数』っていうのに引っかかって思わず、
　「これって流産した回数も入りますか？」って聞いてしまいました。
　「一応入れてください。」という事だったので、『３回目』と書いたんだけど。

　母子手帳にも『いままでの妊娠』を書く欄があるけど、思わず流産した子についても書いてしまった。

　こういう時ってちょっと複雑だったりします。
　生きた子供を出産するのは初めてだけど、生きている子は１人目だけど自分の中じゃ３人目だったりする。
　人に言う時「（生きて出産できそうな子は）１人目です。」って枕詞というか、注釈が私のココロの中では必ずつくんですよね。
　こういう時の対処法とか、言い方とかって人それぞれだと思うのですが、今の私の場合はこんな感じですｆ＾_＾;。


　

　２回目の流産の時に２ヶ月近く会社を休んでしまったり、今回の妊娠の時も突然入院してしまったりしたせいもあって、会社の方々が色々な心遣いをしてくれます。
　これだけご迷惑をかけたにもかかわらず、部長さんは妊娠したのをほんとに喜んでくださったりとか、他の方々も何かと声をかけてくださいます。
　注射したりしている事もあるし、傍からみたら危なっかしいのかな？
　ま、妊婦さんが職場にいれば普通はそうなのかもしれないけど、普通の妊婦さんに私はなった事がないのでｆ＾_＾;。

　「冷房がかなりきいているので気をつけてくださいね～。」と言ってくださったりとか、
　「今順調なの？」とか、
　「無理しないで、ゆっくりやってね。」とか、色々声をかけてくださいます。

　「あ゛っ！！今オレ風邪ひいてるから！！うつすとシャレにならないから意識的に距離置いてね。」
　と口を押さえ、遠ざかりつつ言ってくださった方もいらっしゃいました。

　こんな時は「幸せモノだな～。」と幸せをかみ締められる瞬間です。


　３人のお子さんを持つおとーさんとお話している時に、
　「うちの子も１ヶ月も前に産まれちゃったり、子宮口しばる手術したり、３人とも色々あったんだよ。」という話になって「やっぱり妊娠って色々あるんだな～。」と思いました。

　そのおとーさんに昨日「けやきさんお腹目立たないねぇ。オレは知っているからあ、そうかって思うけど。」って言われてしまい、
私のお腹はまだ妊婦さんとして世の中に認められていないかも？？という事が発覚！！

　こりゃ大変だ！

　という事で、先日母親学級でもらったキーホルダーを早速つけなければ！と思った次第です。


　

　昨日、仰向けに寝ていたら、子供っちが動くのを初めて目で確認！
　早速イワナくんにご報告。
　にま～っと笑って、まじまじお腹をみていました。
　でも不思議な事に、イワナくんがお腹に手を乗せるとぴたっと動くの止める子供っち。

　様子をうかがっているのかな？
　とーさんと解って安心するのかな？
　聞いてみたいもんだ。

　いい機会だからと思い「そろそろお名前考えてくださいね。」とイワナくんに言ってみた。
　「まだいいよ～。子供っちが男か女か判ってからだな。」と意外なお答え。
　「産まれたら10日以内に届け出さないといけないんだよ。」　←注：本当は出産日を含め14日以内。
　「10日も猶予あるの？じゃ産まれた時考えればいいか！」←そうきたか。。。

　でも解らんでもないんです。
　イワナくんの本心を聞いていないので、ただめんどくさいだけかもしれないんですが、そういう先々の事を考えて、『もしまたダメだったら？？』っていう気持ちがやっぱりまだどこかにある。
　将来を楽観視しちゃいけないんじゃないか。将来の事をウッキウッキ♪と考えていて、それが断たれた時に立ち直れないんじゃないか。っていう思いがどっかにある。
　だから、私もまだベビー用品買おうと思えないし。
　買っちゃって使わなかった時の事をどうしても考えてしまって、躊躇してしまう。
　買っちゃった次の日に、子供っちに何か異変が起こるような予感がする。。。

　そんな気持ちだから、イワナくんもそうなのかな～と思ったりします。
　毎日私が注射している姿を見ているわけで、「これは大変だ。」って毎日突きつけられているようなもんだろうし。
　息をしている子供っちを自分の目で見ないと、安心できない。
　そんな感じなのかもなと思ったりしました。
　だから、あえて突っ込みませんでした。


　

　先日、イワナくんの実家へ『今のところ女の子って言われました』と電話でご報告。
　どんな反応が返ってくるんだろ？と思っていたら、
　「どっちでもいいよ！無事に産まれて来てくれたら。」ってお義父さん、お義母さん両方に言われました。

　じ～ん。

　２回の流産は隠す事なく（というか帰省時といつも重なって隠せない状況だったので）、話していたので、今回もとっても心配してくださっていて、
　お義母さんのほうから、
　「けやきさんは普通とは違うから、実家へなるべく早く帰ったほうがいいんじゃない？
　　イワナの事は気にしなくていいから！」って言ってくださったりしました。

　じ～ん。

　「１人といわず、２人でも３人でも産みなさいね！」←全く嫌味でなく。

　じ～ん。

　こんな事普通は言ってもらえないよな～といつも思います。
　なんでこんなに純粋というか、優しいご家族なのかな～。
　それが私には不思議だ。