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テーマ:最近観た映画。(40131)
カテゴリ:映画
昨日、久しぶりに映画を見に行った。
見たい映画はたくさんあったが、結局DVD待ちになってしまった。 「県庁の星」もDVDでみればいいかも、なんて感想も読んだが、 娘も暇そうにしていたので、見に行くことにした。 ストーリーは 『組織での出世こそがすべて』だと、 強いエリート意識でその人生を生きてきた 県庁の一般職、野村聡(織田裕二)。 彼は予算200億の『特別養護老人複合施設』のビッグプロジェクトを足がかりに、さらなる出世へのステップアップを狙っている。 そのプロジェクトを前に、彼は県政の目玉である 民間企業との人事交流研修のメンバーに選出される。 ところが研修先は 『その場しのぎ』で日々をやりくりし、破綻しかけている三流スーパー。 しかも、彼の教育係になったのは年下の女性パート店員、二宮あき(柴咲コウ)。書類とマニュアル優先のキャリア公務員と現場主義・実戦派のパート店員。 「接客マニュアルを見せてもらえますか?」 「はぁ?そんなモノありませんけど」 「じゃあ組織図を」 「そんなモノなくたって回って行きますから、民・間・わッ!」 2人はことあるごとにぶつかり合う。 研修の期間中、同じ研修仲間が事件を起こしたり、プロジェクトが勝手に動き始めたり、婚約が破棄されたり、次々と挫折感、敗北感を味わっていく。 そんな中で、最後には彼が人の話を素直に聞き、 相手を思いやることを大切にする人間へと変わってゆく、 そして「改革」は始まる というお決まりなオーソドッグなストーリー。 売れても売れなくても本部から次々送られてくる商品。 在庫管理もなされていないため、商品は山と積まれ消防法にもひっかかってしまう。 これってお店によっては時々見かける風景。 火事になっても逃げ場がなくなる恐れがあるので、大変なことだけど、このスーパーのような店も実際多いような気もする。 380円の弁当のからくり 高級弁当がなぜ売れないのか なるほどなと思いながら見ていた。 ただその後、弁当の売れ行きが驚異的に伸びるのだが、なぜ伸びるようになったのか描かれていないので、そのあたりはちょっと消化不良気味。 「県民の税金」を使って、職員が休憩室で飲んでいる、かなり本格的なエスプレッソ。 映画の中で何回かコーヒーのシーンが出てくる。 県民の税金でただ飲みできていたこのコーヒー。 ラストでは「一杯100円」に。 思わず拍手を送りたくなるような 小さな小さな改革。 そんなところから世の中は変化し動いていくのかなと・・・・ ただ感想となると 「良かった」とも「面白くなかった」ともどっちともなく なんとも感想がでてこない映画かな? 帰り道、娘も私も映画の感想は一言もなく。。。 今朝、たまたまある番組で 2008年のオリンピック誘致のため作られた 「テクノポート大阪」の破綻事業のことや その他大阪ドームやら公共の施設が10年持たずに破綻し、負債総額が4000億円だとかやっていた。 負債やら後処理のためのお金は誰が出すかと言えばみんな税金なわけで。 でもこの事業を行う中で官・民双方でたくさん儲けた人も一部にはいるはずで、、、 「県庁の星」がすこーしでもなんらかの警鐘にでもなったらいいのになと思わず思った朝でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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