|
カテゴリ:日常の出来事
昨日は朝から報道番組を見続けていた。
山口光市で起きた母子殺害事件の判決の日。 最高裁が差し戻しをした時点で 「死刑」の判決になるだろうと予測できたが、 やはり判決は 「死刑」だった。 一番の争点は 元少年が犯行時18歳と30日だったということだろう。 18歳未満には死刑は課せられない。 30日を過ぎただけの元少年に死刑を課していいのか・・・・ そして今までの判例では 19歳で4人殺害した場合に死刑を宣告されている。 1審、2審ではその判例をもとに 18歳であること、殺害人数が2人であることを考慮し 無期懲役になっていた。 差し戻し審では 死刑回避の理由があるかどうかの審議だったように思うが、 弁護団は 殺意はなく傷害致死だと・・・・ 被告も どらえもんがどうにかしてくれるとか 復活の儀式だとか 殺意を翻した。 たしかに弁護団が言うように精神年齢は幼いのだろう。 欲望のままに行動し 自分を抑えられない少年だったのだろう。 それは生まれつきのものか 環境や養育がそうさせたのか わからないが でもだからといって 人を二人も殺していいという理屈にはならない。 本心から悔いあらためているのなら まだ世論も同情にあたいするかもしれないが この元少年には報道を見る限り 悔いあらためている様子はうかがえない。 「死刑」が妥当かどうかわからないが 遺族が極刑を望む気持ちはよくわかる。 そしてこの元少年には 「死刑」という刑を踏まえたうえで 命の尊さを考え 二人もの命を奪った事実を事実と受け止め どうすべきかを考えてほしい。 少しでも人間らしく・・・ フジテレビの特ダネで少年の父親がインタビューに答えていた。 死刑という判決をうけとめるけれど不服であると・・・ 父親からの日常茶飯事の暴力も事件の一因という弁護団の話もあったが、それについては 「教育の一環」だと・・・・ 自分たちの人生が狂ってしまったと・・・ なんだか腑に落ちなかった。 本村さんには申し訳ない気持ちであると言っていたが なぜかぜんぜん謝罪の気持ちが伝わってこない。 自分の子供が犯した罪について どう思い、どうしたらいいのか どうすべきなのか 親として遺族や社会に訴えられないのなら インタビューに応じるべきではないように思う・・・・ 来年5月から 裁判員制度がスタートする。 司法は遠い遠いところにあるものと思っていたが 司法を身近に感じ、もっともっと知らなければいけないのだろうな。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[日常の出来事] カテゴリの最新記事
|