中学に向けて
明日から3月。3月18日は小学校の卒業式。小学校生活もあとわずか。りーくんの行く公立の中学は3つの小学校の子ども達が集まってきます。多分6クラスになると思います。友人関係はもちろん、塾に行っているとは言え勉強もとても不安材料だ。「ゆとり教育」も見直しになるというが一体どんな風に見直されるのか、子ども達にどんな影響があるのかわからない。ある教師は『本当に怖いのは「学力低下」ではなく、「学欲低下」である』と言われた。またある大学教授は「いくつかの研究指定校では、教科全てを総合学習として教えているが、中位から下位の子ども達の学力が大きく低下している。国語、算数の基礎学力がつかないからである。体験学習も各教科の基礎がついていなければ、単なる体験に終わって学習にはならない。今の総合学習のあり方は得る物に比べて失う物が大きすぎる。本で学ぶ代わりに体験で学ぶのでは、一生かかっても多くを学べない。人の一生は限られており、本を通じて学ぶことを軽視するべきではない。」だからこの教授は検定のたびに教科書から日常体験や他教科との関連づけを削りパンフレットのような教科書を作るのではなく、もっと教科書を充実させることに力を注ぐべきだと言っていられる。あいまいな総合という授業が始まり、週3時間さいていたが、我が子はなにを勉強しなにを得ることができたのだろう。わからないまま卒業していく・・・・そして多くの家庭では塾にお金を払うことになるのだ。我が家もすでに塾に通わせているが中学からは大幅に授業料も上がる。今は13000円の授業料だが、中学からは20800円。英数国の3教科で19:00から21:25まで週2回。その他に諸費用年間3万弱、模試代1万弱。夏期講習、冬期講習などは別会計。これだけ費用がかかっても塾に行かせてしまう。学校も塾にいくのが当たり前のような風潮になっている。公立の学校に多くは望まない。でも他人に迷惑をかけないことなどはもちろんだが、少なくとも基礎学力となる学力、勉強をする姿勢だけは学ばせてほしい。夕方のニュースで「ボランティアよそおい、募金集め」という事をやっていた。自給1000円くらいでバイトを集め、街頭に立たせて募金を呼びかける。多い人は8万とか9万集めるので、一日ですぐ50万くらいになるとか。その集まった資金の行方が不明だそうだ。「難病の子どもを救おう」と訴えかけている物の実際は・・・?という事らしい。おれおれ詐欺といい、この事件も若い人が関わっているようだが、働かないで儲けようという汚いやり口だ。世の中には本当の善意でやっている人もいるのに、そういう人の行為まで踏みにじってしまう。そういえば「NEET」という言葉が話題となって久しい。NEETとはNot in Employment, Education or Trainingの略で、「職に就いていず、学校機関に所属もしていず、そして就労に向けた具体的な動きをしていない」若者を指す。現在、日本にはNEETに分類される若者の数は50万人とも60万にとも言われています。フリーターと呼ばれている人を含めたら百万単位に上るという。これからの子ども達を上手に導くためにはどうしたらいいのだろうか?学校教育って何なのだろう。