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2009年05月29日
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私は、10年に1~2回くらいは自分の人生に本気で迷います。
うまくいかな具合が尋常でなかったり、進みたい方向が決まっているのに何故か不安だったり・・・

そんな時はお金を払って占いに行くことにしています(滅多にないことですが)。
占いでみてもらうことにより、自分の現状や未来への希望に対する「裏付け」が欲しいのではないかと思います。

私にとって占いとは、あくまで「統計」をもとに出された自身の情報を今後の参考にするということ。
氏名や生年月日を伝えて、自分の性格やこれまでの人生が当たっていたとしても今では驚きません。そしてそれを承知でみてもらいお金を払うのです。


占い初体験
私が初めて占いに行ったのは、最初の仕事を辞めて全く違った方向へ進もうとした時。
生まれて初めて自分で決めるのが怖くなり、誰でもいいから他人に背中を押してもらいたくなったのです。

知人の紹介で渋谷にある某占いハウスに行きましたが、結果は大正解。
助言も的確でその後の人生に大いに役立ちました。

当時みてもらった占い師は、10年以上たった今でも同じ場所で占っており、その金額は倍になってました(人気あるのね・・・)。
まあ、その占い師であれば倍の金額でも払いますが、今の私はうまくいかないことはあっても自分に迷いはないので行く予定はありません。


2回目
アメリカ滞在中。みてもらったのは、Sちゃんの友達の台湾人夫婦。
ご夫妻は、趣味で六世占星術を勉強しており、特に商売にしているというわけではないとのこと。
Sちゃんの友達と言うことで特別に占っていただけることになり、ディナーの席を設け事前に伝えておいた生年月日(生まれた場所・時間を含む)をもとにみていただきました。

結果はというと、言われたことの大半は当たっていましたが、近い未来については自身の希望と反していたという理由であまり納得がいきませんでした(まあそんなもんです)。
とはいえ、数年後、それが当たっていたことに気付きました。

興味深かったのは、特に聞いてもいないのに仕事面や金銭面での助言をよくされたこと。
「恋愛・結婚」を占いたがる日本人と違い、中国人・台湾人は金銭面での成功にフォーカスするからだそうです。


3回目
アメリカ滞在中。日本への帰国間近の頃。
私が住んでいた都市で名誉市民になるほど有名なベトナム人占い師のCさん。
おそらく僧侶か何かだったと思います。料金は寄付制で、集まったお金は寺院や祭壇のために使われるのではないかと思います。

占い自体は朝8時半から始まり、人数が60人に達した時点でその日は終了。
受け付けは朝7時から始まりますが、日によっては朝4時に行っても既に20人並んでいるという人気ぶり。

気になったのはその顔ぶれ。大半がヒスパニック系でした。おそらくメキシコからの移民かと思います。 
皆さん、普段陽気に見えてもいろいろ悩んだり迷ったりしているのね・・・

みてもらうのは1人につき5分程度。
占い師Cさんは、トランプや細い棒をいじりながら、歌を歌うようにベトナム語訛りの英語で一方的に喋り、最後にいくつかの質問に答えてくれて終了となります。
非常に聞き取りづらいので、皆必ずカセットテープを持参し、Cさんの話すことを録音して帰ります。後日テープで聞き逃した部分を確認するのです。

このCさんはさすがにちょっと凄い。
自分の事をまだ何も伝えていなのに、「あなたのお兄さんは・・・」と始まりました(←私には兄がいます)。
Cさんにみてもらった友人も、「あなたの弟は・・・」(←弟がいる)、「あなたのふたりの妹は・・・」(←妹がふたりいる)と、いきなり話されたとのこと。


ひとつ例をあげますと、同僚Eさん(日本人・30代女性)がみてもらった時のこと。
情報は一切与えていないのに、

「もうすぐグリーンカードがおりるよ」

と言われたそうです。

確かに彼女はその時点でグリーンカード申請中でした。それがなかなかおりず、申請から既に5年近く経っていたのです。
何の手がかりなしに彼女がグリーンカード申請者とわかったのも驚きですが、彼女のグリーンカードはそれからまもなくしておりたのです。
こういった類のエピソードを知人から数件でも耳にすれば、迷える子羊は3時起きもするでしょう。


私の場合、今後の人生は総体的に良いとのことでしたが、最後に「何か聞きたいことある?」ときかれたので、本題の質問を2つしました。

Cさんは、まるで見てきたかのごとくさらりと答えてくれました。

うち1つは(ここでは書けませんが)、希望と反する答えだったので絶対に絶対に外れて欲しいと思いました。
しかし・・・ その後言われたとおりになりました。

そして、もう1つ・・・ 正直外れて欲しいと今でも思ってます。


みらの:「私は今後どこの国で生きていくのですか?」

Cさん: 「ここ(アメリカ)」


そして最後に一言、

Cさん: 「あなたは19XX年の人と結婚する」


しーーーーーーーーーん


おいっ! そんな細かいこと聞いてないぞっ!!

これじゃ、「アメリカ永住の可能性がある○歳の男性」と限定されちゃうじゃないっ!

くぅ~~~~~  当たっているとは思わないけど・・・ いらんこと聞いてしまった・・・



それ以外にもいろいろと喋っていたのですが、録音したテープは怖くて1度も聴かずに捨ててしまいました。

今では結婚うんぬんも信じていません。そして今後の海外進出願望はゼロ。
しかし、「将来はアメリカで生きていく」は、2番目の占い師のご夫婦にも言われたので、アメリカ滞在中の書類(ビザ関連・税金関連)は万一の事を考えると処分出来ずにいます(←小心)。

占いは、迷った時の道しるべ。時には外れるぐらいが良いのです。







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最終更新日  2009年05月31日 01時31分09秒



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