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カテゴリ:アート・舞台
今朝の「日曜美術館」はパリで開催中の、日本のアールブリュット展の特集。アールブリュットというのは、つまりはアウトサイダーアート。美術教育に縛られず感性のままに創られた作品のことで、一般的には障がい者アートのことを指します(美術教育を受けてないという点ではもっと広義にとらえられるものとも思いますが)。
枠にとらわれない。バランスも考えない。モデルはあっても自分が感じたままに描く。誰もができそうでできないことをやってのけてしまう彼らの力は信じられないくらいにすばらしく、障がいという名前で授かった才能と感性に「神様ありがとうー」と叫びたいほど。 これまでいくつかのアウトサイダーアート展には足を運んでいますが、その多くでお腹の中からぐわーっと…といいましょうか、得体の知れない感情がわきあがってくるのを経験(もちろん中には自分の感性を刺激しない作品もあるし、企画者の意図が入りすぎて作者の感性をおもしろくなくしてるというのもあったり)。魂を揺さぶるという表現はあんまり好きではないのですけれど、まさにそんな。 アートは美術教育を受けた人のものだけじゃないし、派閥や大御所の評価で左右するものじゃない。たくさんの人がアールブリュットに驚嘆する姿がそれを証明していると思うんよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年06月20日 11時27分09秒
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